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12月10日-06号

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  1. 富士宮市議会 2021-12-10
    12月10日-06号


    取得元: 富士宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    令和 3年 11月 定例会(第4回)                    令 和 3 年                 富士宮市議会11月定例会会議録                     第 6 号                 令和3年12月10日(金曜日)                                       1 議事日程(第6号)              令和3年12月10日(金)午前9時00分 開議  日程第1 一般質問(3人)                                日程第2 陳情第3号 適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める             意見書提出を求める陳情                       日程第3 議第58号 富士宮市立児童館条例制定について                  日程第4 議第59号 公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市天子の森)       日程第5 議第60号 公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市富士山天母の湯)    日程第6 議第61号 公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市救急医療センター)   日程第7 議第71号 令和3年度富士宮市一般会計補正予算(第8号)            日程第8 環境厚生委員長報告について                           日程第9 閉会中の継続調査について                                                                 2 本日の会議に付した事件  議事日程(第6号)に同じ                                       3 出席議員(22名)      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員      3番  近 藤 千 鶴 議員       4番  辻 村 岳 瑠 議員      5番  細 沢   覚 議員       6番  望 月 則 男 議員      7番  齋 藤 和 文 議員       8番  佐 野 寿 夫 議員      9番  植 松 健 一 議員      10番  仲 亀 恭 平 議員     11番  臼 井 由紀子 議員      12番  深 澤 竜 介 議員     13番  佐 野   孜 議員      14番  佐 野 和 彦 議員     15番  船 山 惠 子 議員      16番  佐 野 和 也 議員     17番  望 月 芳 将 議員      18番  諏訪部 孝 敏 議員     19番  鈴 木   弘 議員      20番  村 瀬   旬 議員     21番  小 松 快 造 議員      22番  松 永 孝 男 議員                                       4 事務局職員出席者(6名)  事 務 局 長  久保田 雅 史 君    事 務 次 長  秋 山 雅 之 君  庶務調査係長  川 村 有 香 君    主    査  谷 川 光 基 君  書    記  佐 山 陽 菜 君    書    記  山 本 俊 介 君                                       5 説明のための出席者(15名)  市    長  須 藤 秀 忠 君    副  市  長  芦 澤 英 治 君  副  市  長  渡 邉 恭 一 君    総 務 部 長  滝 川 日出男 君  行 政 課長兼  佐 野 史 俊 君    企 画 部 長  篠 原 晃 信 君  選 挙 管 理  委  員  会  事 務 局 長  財 政 部 長  中 村 日出和 君    市 民 部 長  佐 野 利 幸 君  産業振興部長  深 谷 一 彦 君    保健福祉部長  宇佐美   巧 君                       兼 福 祉事務                       所    長  都市整備部長  黒 川 和 洋 君    財 政 課 長  小 西 雅 和 君  教  育  長  池 谷 眞 德 君    教 育 部 長  植 松 宏 幸 君  健康増進課長  飯 島   卓 君                                                                            午前9時00分開議 ○議長(小松快造議員) 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(小松快造議員) 礼。おはようございます。御着席ください。 直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(小松快造議員) これより日程に基づき、日程第1 一般質問に入ります。 発言通告順により、3番 近藤千鶴議員の質問を許します。3番 近藤千鶴議員。               〔3番 近藤千鶴議員 登壇〕 ◆3番(近藤千鶴議員) 皆さん、おはようございます。キセキの近藤千鶴でございます。先日の臼井議員、そして船山議員の一般質問を拝見しまして、これから富士宮市に本当に新しい奇跡が起こっていくのかなという、そんな予感を感じました。私も今日一生懸命やらせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、一般質問に入らせていただきます。発言項目1、学校の統廃合について。児童生徒数の激減は深刻である。また、財政効率化による学校の統廃合は、地域の衰退につながるおそれがあるのではないかと言われている。その中で、そのように教育環境を改善していくのか。また、どのような工夫や手段でこの事態を乗り切り、教育の維持を実現していくのか伺う。 (1)、市の出生数について。①、平成27年から令和2年までの各年の出生数は。 ②、北部地域と芝川地域の令和2年の出生数は。 ③、10年後の出生数の見込みは。 (2)、市の複式学級について。①、令和4年度に複式学級がある学校数は。 ②、数年後に複式学級の対象となる可能性がある学校は。 ③、他の地方公共団体は非常勤講師を雇用し、複式学級を解消しているが、雇用について考えているか。 (3)、小規模校になると懸念される課題について。①、切磋琢磨することや相互啓発がされにくいことに対して、どのような工夫や手段を考えているのか。 ②、人間関係が固定化されやすい問題があるが、いじめやトラブルなどに対しどのような対策を立てているのか。 ③、過去5年間で学校を転校した児童生徒は何人いるか。 ④、部活動が限定される問題に対し、地域のスポーツクラブとの連携は考えられるのか。 ⑤、中学校の部活動に対してどのように考えているのか。 (4)、地域とのコミュニティについて。①、学校と地域の関わりは主にどのようなものか。 ②、仮に学校がない場合、地域コミュニティを築くことはできないと思うか。 (5)、具体的な方向性について。①、学校規模での適正化の検討が必要な学校については、保護者や地域住民の意見を聞く機会を早急に設けなければいけないと思うが、いかがか。 ②、小中一貫教育の研究校の指定などはできないか。 ③、適正規模適正配置基本方針を策定すべきと考えるが、いかがか。ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) それでは、私からは発言項目1の要旨(1)の①と②及び要旨(4)の②についてお答えいたします。 まず、要旨(1)の①、平成27年から令和2年までの各年の出生数について、外国人を含む人数を申し上げますと、平成27年は986人、平成28年は983人、平成29年は922人、平成30年は863人、令和元年は832人、令和2年は731人となっております。 次に、②、北部地域と芝川地域の令和2年の出生数についてですが、北部地域は77人、芝川地域は27人となっております。 次に、要旨(4)の②、仮に学校がない場合、地域コミュニティを築くことはできないと思うかについてお答えいたします。地域コミュニティは、個人や家庭、自治会、関係団体、企業、学校、行政など多様な主体による活動が相互に関係性を持つことによってなり立っているものと考えております。このことから、一般的にはその一つである学校がないというだけで、地域コミュニティが築けないということにはならないものと考えております。しかしながら、学校は将来の地域の担い手となる子どもたちの育成の場として、また学校とその他の関係者が連携、協働して行う様々な活動の場として、地域コミュニティを支える大変重要な役割を担っているものと考えております。 私からは以上となります。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) 私からは、要旨(1)、③の10年後の出生数の見込みについてお答えいたします。 現状、市としましての10年後の出生数の見込み値は算出しておりませんが、国立社会保障・人口問題研究所が2018年3月に公表しております日本の地域別将来推計人口、平成30年推計でございます。という資料から推計いたしますと、741人という結果が導き出されます。これは、出生、死亡、人口移動について、それぞれ将来仮定を設定することによって将来人口を求める方法により推計するもので、2010年から2015年の出生を100とした場合、2025年から2030年の指数が75.2と仮定され、この指数を2015年、平成27年の本市の出生数986人に当てはめますと、741人と推計されるものです。この数値につきましては、あくまでも参考値として御確認いただければと思います。コロナ禍の影響のない2019年、令和元年において、先ほど市民部長の答弁にありましたとおり、既に出生数が832人にまで減少しておりますことから、2030年にはさらに減少しているといったことも想定されるところでございます。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、私からは要旨の(2)、(3)、(5)についてお答えします。 初めに、要旨(2)、市の複式学級について、①、令和4年度に複式学級がある学校数はについてお答えします。来年度複式学級が見込まれる学校数は、小学校が5校、中学校はありません。 次に、②、数年後に複式学級の対象となる可能性がある学校はについてお答えします。本年度に調査した推計によりますと、令和9年度までに複式学級になる可能性のある学校は、令和4年度と同じ学校で、小学校が5校です。 次に、③、他の地方公共団体は非常勤講師を雇用し、複式学級の解消をしているが、これについて考えているかについてお答えします。複式学級の児童生徒数の基準は、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、いわゆる義務標準法で定められています。静岡県では、この基準に基づいて複式学級を編成しているため、市で非常勤講師を雇用し、複式学級を解消することは考えておりません。しかし、複式学級における児童生徒の教育の充実の図るために、市では複式学級支援員を任用し、比較的人数の多い複式学級のある学校で子どもたちの学習や生活を支援できるようにしています。 続いて、要旨の(3)、小規模校になると懸念される課題について、①、切磋琢磨することや相互啓発がされにくいことに対してどのような工夫や手段を考えているのかについてお答えします。市内の小規模校では、お互いに学習や行事などで交流を行う小規模校連携事業を行っています。この事業により、子どもたちは多くの人数で授業や活動を行うことができ、自分とは違う考えに触れることで活発な意見交換へとつなげたり、各学校で身につけた力を違った環境においても発揮したりしています。また、最近ではリモートで交流授業を行う機会も増えています。学習したことを校内で発表する前に、他校の友達からリモートでアドバイスをもらう授業を行った学校もあると報告を受けています。このように、小規模校では対面での交流とICT機器の活用の両方の良さを生かしながら、子どもたちが切磋琢磨したり、相互啓発されたりするできるように取り組んでいるところです。 次に、②、人間関係が固定化されやすい問題があるが、いじめやトラブルなどに対してどのような対策を立てているかについてお答えします。少人数のため、人間関係が固定化されやすい点については、小規模校において問題を認識し、対応を進めているところです。人間関係の固定化によるいじめやトラブルの具体的な対策としては、早期発見や家庭、地域との連携等が挙げられます。早期発見については、教員の目に加えて、カウンセラーによる子どもたちの見取り、さらに児童生徒に対する定期的なアンケート調査の実施など、様々な視点から情報収集に努めているところです。家庭、地域との連携については、保護者と顔を合わせる機会を生かして、日常的な情報交換を行っています。小規模校の特色である子ども一人一人の様子を丁寧に確認できることや、保護者や地域の方々とコミュニケーションを取る機会が多いことを生かした方策を進めることで、子どもたちにとって安全、安心な学校が実現できるものと考えています。 次に、③、過去5年間で学校を転校した児童生徒は何人いるか。指定校変更のうち、生徒指導上の配慮によって変更を許可した児童生徒は何人いるかについてお答えします。過去5年間で指定校変更で許可した児童生徒数は2,880人です。そのうち生徒指導上の配慮によって指定校を変更した児童生徒は246人です。 次に、④、部活動が限定される問題に対して、地域のスポーツクラブとの連携は考えられるのかについてお答えします。各校では、生徒数や教員の配置数によって部活動数を適正に保つために、学校の実情に応じて検討して決定しています。そのため、学校によって部活動数が多かったり少なかったりすることがあります。最近では、学校に部活動があっても、より専門的で高い技能の習得を求め、クラブチームに通う生徒も増えています。こうしたことから、教育活動の一環として、部活動の全員加入を求めている学校においては、既存の部活動に籍を置き、学校で活動した後にクラブチームに通うなど、多様な選択ができるように柔軟に対応しています。また、地域スポーツクラブとの連携については、心身の健康を目指すことや、楽しさや喜びを味わうなどの様々な目的を持った生徒が集まる部活動と、技能向上等を目指して有償で活動しているスポーツクラブとの日常的な連携は難しいと考えます。 次に、⑤、中学校の部活動に対してどのように考えているのかについてお答えします。スポーツ庁から、令和2年9月に発出された学校の働き方改革を踏まえた部活動改革についてでは、休日の部活動の段階的な地域移行を図ることや、合理的で効率的な部活動の推進を図ることが示されています。そのため、本市においても国が示す方針に沿った令和5年度からの部活動の段階的な地域移行に向け、地域部活動を先行実施して研究している市町から聞き取りを行い、情報収集をしているところです。また、教員に代わり部活動の指導や大会等の生徒引率等の業務ができる部活動指導員についても、導入に向けて検討していきたいと考えています。 次に、要旨の(5)、具体的な方向について、①、学校規模での適正化の検討が必要な学校については、保護者や地域住民の意見を聞く機会を早急に設けなければいけないと思うが、いかがについてお答えします。学校の諸課題について、保護者や地域住民の方の御意見を聞くことは大切なことだと思います。現在本市の全ての学校に学校評議員がおり、年に数回、学校評議員会が開催されています。こうしたことから、適正化の検討が必要な学校だけでなく、全ての学校において保護者や地域住民の意見を聞くことができる環境が整っていると考えています。 次に、②、小中一貫教育の研究校の指定などはできないかについてお答えします。本市においては、小学校と中学校で一貫したカリキュラムを進める小中一貫教育よりも、小学校と中学校がお互いに協力しながら教育を行う小中連携を重視し、研究を進めております。平成30年度は、柚野小学校と柚野中学校と、富士根北小学校富士根北中学校という2校区で研究の成果を発表していただき、令和3年度は大宮小学校、富士見小学校、富士宮第二中学校の小学校2校と中学校1校による小中連携について研究の成果を発表していただきました。これにより、小学校と中学校がお互いに連携を深めることの大切さや、9年間で子どもたちを育てる意識を持つことの意義が市内の先生方に広がっているところです。来年度も貴船小学校、富士宮第三中学校に小中連携についての研究成果を発表していただくことで、市内の小中連携をさらに進めていく予定です。 次に、③、適正規模適正配置基本方針を策定すべきと考えるが、いかがについてお答えします。本市としましては、現在の小中学校における教育の充実を第一に、様々な施策に取り組んでおります。適正規模については、文部科学省から出された公立小学校、中学校の適正規模、適正配置等に関する手引きに示された規模を適正規模と捉えています。北部や芝川地区の一部に小規模校に分類される学校があることは認識しておりますが、教育の機会を均等に確保できるよう、手引きに示された小規模校のメリットを最大限に生かすために、先ほども述べました小規模校連携事業等を通して、児童生徒の教育を充実させる取組を進めております。よって、現在のところ適正規模や適正配置基本方針を策定することは検討しておりません。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) それでは、私からは発言項目1、要旨(4)、①、学校と地域の関わりは主にどのようなものかについてお答えいたします。 教育委員会では、学校を核とした地域づくりを目指して、平成30年度より地域学校協働本部事業を推進しています。本事業は、地域住民の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるため、学校と地域が相互にパートナーとして連携、協力をして、様々な活動を行っています。現在市内14の小中学校で地域学校協働本部が設置され、学校の要望に応じて事業支援や登下校の見守り、敷地内の環境整備等、地域住民の方の御協力をいただき、各本部で様々な活動を展開しています。 本事業では、地域住民の方をコーディネーターとして、参加するボランティアへの連絡、調整等、学校と地域住民とのパイプ役をお願いしています。ボランティアの方からは、子どもと関わることが楽しみになっているなど、地域として学校に関わっていくことの良さを感じている声が聞かれております。今後も、学校と地域が目標を共有し、連携、協働型の活動の充実に向けて取組を推進していきます。 答弁は以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 御丁寧な御答弁、本当にありがとうございました。 まず、それでは再質問に入りたいと思います。(1)の出生数でございますが、平成30年から令和元年は100人減って、たしか令和2年も100人ぐらい減っていると聞いております。それで、今年の出生数でございますが、昨年と比べてどうか、分かる範囲でお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) それでは、分かる範囲ということで、11月までの出生数についてお答えさせていただきます。 令和3年1月から11月までの出生数につきましては644人となっております。ちなみに、大体月50人程度の出生者数ということになりまして、12月どのくらい届出があるか分からないのですけれども、年間1月から12月までですと694人というふうになって、700人弱になるのではないかなとは考えております。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) ありがとうございます。本当に700人を割るのかなというところで、少子化というのはジェットコースター並みに進んでいるということは、これを聞きますと本当に実感いたします。 そこで、私が資料をちょっと作ってまいりました。資料1を御覧ください。これは、小学校の新入学児童の推計が載っています。令和4年度、来年度でございます。これは平成27年度生まれのお子さんたちが入学するわけでございますが、これをずっと見ていただくと、かなりの割合で減っているなと。そして、10年後、令和13年度、これは推計でございますが、486人になり、516人が減ってしまったと。これ半数減っているわけでございます。学級数の減数も9クラス減っております。そして、北部地区は何と40人、北部地区というのは上井出小学校、人穴小学校、そして井之頭小学校、そして白糸小学校でございます。その4校を合わせても40人が10年後には15人になってしまうという。そして、芝川地域も31人が19人になってしまいます。 そして、次に資料2を見ていただきたいのですが、これは中学校の新入学生徒でございます。やはり10年後、1,239人いたのが888人、そして351人が減ってしまったと。北部地区、また芝川地区も41人が23人、68人が31人と、やっぱり北部の地域の方たちの減少率が高いのかなと思っております。また、私立学校、支援学校などが実はこの入学には調整されていないのです。ですので、ここに入学する数字から200人前後が多分減っていくのではないかと思っております。 そして、資料3でございます。これは、小学校の入学児童の年度別の数字が書かれておりますが、10年後は半減して、さらに令和16年、307人となってしまって、約7割が減少してしまうということになります。中学もそうです。令和16年には約50%、半減してしまっているわけでございます。これを見ただけでも本当にすごい勢いで進んでいるのかなということがお分かりになっていただけると思います。 そこで、(2)でございますが、複式学級で実は昨日、学校教育課のほうに行きまして、この複式学級がどのくらいあるのかという、学校数は分かったのですけれども、8学級でございました。それで、県庁のほうにもお聞きしたら、今静岡県で複式学級が19学級あるそうでございます。そのうちの富士宮市が8学級というところで、かなり多い割合だなと思います。そして、複式学級の先生たちは校務が大変だということで、そんなお声も聞くのですけれども、この複式学級の割合が多いということをどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) どのようにという意味がちょっとよく分からないので、私の考えで答えさせていただきますけれども、複式学級は複式学級としてのメリットもありますし、デメリットもあるということで、そんなふうに捉えています。
    ◆3番(近藤千鶴議員) 複式学級の先生たちの校務が大変激務だということもお聞きしているのですけれども、それについてそのようなお声というのは上がっていないのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 複式学級の先生たちが特に激務というよりも、全体的に先生方の業務量が多いという把握をしています。その質が小規模校と大規模校と違いますので、一概に両方を比べてどっちが激務という言い方というのはちょっとできないのかなと思っています。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。 それでは、(3)の懸念される課題の中で、人間関係が固定化されてしまう、②のところでございます。実は、私は北部の小学校で本当にいじめられて、町なかの学校に通った、替わった、転校したという方を知っています。実際こういうふうにトラブルがあったり、またいじめなんていう問題があると、逃げ場がないわけなのです。学校を替わるか、諦めるか、我慢するしかないわけでございます。実際にこのようなことが起こっている。この転校数を見ても246件、過去5年であるわけでございます。そんなことについて、教育長としてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 人間関係がいろいろ難しくなるのは、複式を持つ小規模校でも大規模校でも同じだと思います。ただ、今言ったようにクラスを替えるとかということが、小規模校の場合は1学級でも同じことですので、できにくいということで、そうなる前に早期発見をして、そうならないように学校の先生方にはお願いしています。人数が少ないことが、逆に子どもたちの理解につながりますので、そこの時点でいじめにいくとか、そういったときには結びつかないように配慮していただくように先生方にお願いしているところです。 先ほどいろんな形で多様な考え方とか、そういうものができにくいということは事実でした。小島よしおさんという方が、「そんなの関係ねえ」とか、あの方なのですけれども、あの方は早稲田大学の教育学部を出ていて、今動画で授業の配信等をやって、御存じの方も多いと思うのですけれども、その方がこんなことを言っています。僕が子どもの頃は、学校の先生や友達、家族が世界の全てでした。でも、今の子たちは動画で学ぶことによって、学校や家庭とは全く異なるいろいろな世界や価値観があると知ることができますと書いてあります。そういう意味で、須藤市長のお計らいで全部の学校にタブレットが入ったのと同時に、通信環境も全部光回線で、それでできるような環境を整えていただきました。そういう中で、やはりそれを最大限活用して、子どもたちが自分たちの学校の人間関係だけではなくて、近くの思いを共有できるような小学校同士の交流とかということに取り組んできています。そういうことで、子どもたちの人間関係も随分選択の幅が広がるのかなというふうに思っています。それについては、今子どもたちがタブレットをよく使っているという子どもの割合が90%くらいあります。先生方も80%台で使われているというふうなことを話をしていますので、そういうふうな機会を捉えて、今近藤議員のほうから質問のありました点については課題であることは事実ですので、その解消に向けて取り組んでいきたいと考えています。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。 でも、実際こうやって転校しなければならなかったということが実際起きているわけで、やはりその児童の気持ちと保護者の気持ちを考えますと、本当にやるせないです。ただ、家庭の事情でその転校さえもできない子もいるわけでございます。そういうこともちょっとお考えになっていただきたいなと思いますし、またやはり教育長が小規模校は小規模校のいいところがあって、いろいろ連携して、そしてオンラインでというのは、やはりこれは大人の理論というか、論理ではないかなと思うのです。やっぱり人間いろいろな遊びの中で、学校の中で、日々の生活の中でいろんなものをみんなとともに築いていきたいというのが、私はたくさんのお友達と遊びたいというのが子どもの思いではないかなと思います。 そして、(4)になりますが、地域のコミュニティについてでございます。先ほどの御答弁にあったように、学校がないからといって地域コミュニティが築かれないわけではないと言いました。おっしゃっていただいたのですが、私も学校を中心に様々な行事や取組があったということは承知しています。でも、やっぱり子どもたちのことを考えると、まず大人や地域の人たちのことではなくて、子どもが一番大切、子どもの未来のほうが大切なのではないかななんて私は思うわけなのです。そして、地域の方たちがなぜ不安になるのかというところで、行政側に求められるのは統廃合の先にある地域の将来像を示すことなのかもしれないと思うのですけれども、その点についてはいかがですか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 今現在では、統廃合についての考え方というものを検討はしていません。今国のほうも適正規模については示していますけれども、その規模にするということではなくて、それぞれ今置かれた状況でデメリットを最小限にして、メリットを最大限にするということで取り組んでということで、義務標準法でも各学級の人数とか、それからクラス数とか、そういうのを示していますけれども、それを少ないから引き上げるとかということは考えていないと思います。現在まだそういうふうな通知は来ていませんので。 そうなって、先生の数が減るとかということになったときには、いや応なしに考えなければいけないと思うのですけれども、逆に言うとメリットとして、それだけたくさんの先生方を富士宮市に配置していただいていると考えれば、その有効活用を考えたほうが今の現時点では合理的かなというふうに思います。ただ、地域のほうからそういうふうな話が上がったり、保護者のほうから要望があって、PTAの会合とか、それから学校評議員会のほうから、そういうふうにしてうちの地区は考えてほしいというふうな申出がありまして、それでもってというならば、私たちのほうでそれについては検討を始めてまいりたいと思います。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) ありがとうございます。私も実は今までの統廃合について、先輩議員の皆様たちも随分質問なされていて、その答弁書も見てまいりました。ですから、市長と教育長のお考えというものは重々私も承知してお尋ねしているわけでございます。 そして、地域の方からの要望がないと、あればやりますということでございますが。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 申し訳ありません。今のちょっと捉え方が私と違いますので、要望があればではなくて、その地域の要望がまとまれば。誰かが要望するのではなくて、その地域の要望がまとまれば、それは対応を考えていくというのは、これは教育委員会として当然の努めでありますので、誰かが要望すればという、そういうふうなニュアンスではないということだけ。すみません。途中で申し訳ありませんけれども。 ◆3番(近藤千鶴議員) 全くおっしゃるとおりです。1人や2人の要望ではいけないでしょう。まとまればの話ですね。 そこで、(5)に入ってくるわけなのですけれども、意見を聞くということでございます。私たち芝川の議員4人が、2年前にお隣の南部町、あそこは小学校の統廃合をいたしました。そこを視察に行ってまいりました。そこで改めてまた私も南部町で聞いてきたのですけれども、南部町の統廃合についてちょっと御説明したいのですが、まず1番に町が主導して、学校側からアクションを起こしたそうです。なぜ統廃合かということは、やはり複式学級に幾つもなってきてしまったと。また、この南部町は富士宮市と違って、町の単独のお金を使って複式学級を解消していたのです。非常勤講師とかいろいろ先生を雇っていたものですから、その人件費がかなりお金がかかったそうなのです。そして、行事もできない。いろいろなことをできないと。そして、人数が少ないといつも決まった意見しか出ないということが、やっぱり危機感を感じたそうでございます。 そして、2番目に、それではいけないということで、町が主導して検討委員会を立ち上げ、アンケートを出しながら、それを公表したそうでございます。全家庭にアンケートを取ったそうです。そして、3番目として、地域、保護者の方との懇談会をしたそうでございます。その中で、保護者の皆さんはほとんどやはり今の教育環境では困るということだったそうです。しかし、高齢者の方、おじいちゃんたち、おばあちゃんたちは、やっぱり自分の町の学校がなくなってしまうというのは寂しかったそうで、やはり反対があったみたいなのですが、そこを丁寧に御説明して、実は皆さん分かっていたのですね、いろんな情報をもらいながら。これは、こんなではしようがないということを実は分かっていて、ですので、おじいちゃんたち、おばあちゃんたちも納得してくださったということでございました。そして、最後に問題になるのは、この足の確保でございますが、スクールバスとか公共交通を使って、そこは何とか乗り切れたそうでございます。 また、財政面のことも聞きましたが、統廃合の場合は国からの補助金も出て、また過疎債も使ったそうでございます。そして、スクールバスも補助金が出るということでございました。また、このスクールバスはいろんな行事に生徒たちを乗せたりと、いろんなところでいろんな相乗効果があるそうでございます。私は、この南部町の取組を見たときに、今の富士宮市でしたら本当にできるのではないかと思ったのですけれども、どうでしょうか。できるに決まっています。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 2つ言葉があります。できるかできないかという言葉と、するかしないかという言葉がありまして、できるかできないかというならできます。するかしないかと言えば、私たちの今の選択はしないという選択をしています。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。 南部町からのアドバイスでございますが、地域の声を上げさせるというか、上げるには、やっぱり市がアクションをかけないといけないと。そして、これは職員のマンパワーが必要ですので、ただこれが終わったときに、職員が本当に何倍も、何倍も、大きく、大きく成長したというようなことをお聞きしました。私たちも実は行ったときに、説明してくださった職員の方たちが希望を、本当に自信を持って御説明してくださったのを覚えていますけれども、これを成し遂げられると本当にいいのかなと思います。 そして、この意見を聞く機会ということでございますが、私は昨日の市長のいろいろなお言葉の中に、何としてでもこの地域の活性化のために学校は残すのだと。そして、人穴小学校のときも、開拓の人のことを考えたら、何しても残さなければならないと。ずっと御答弁の中で、私は地域の方に、このように教育長も市長の気持ち、みんな地域を思っている気持ちが伝わらないわけがないと私は思っております。地域の方たちはみんな分かっていると思いますので、ぜひ子どもたちのためにそんな意見をまず話し合っていただけると私としてはありがたいかなと思います。 そして、(5)でございますが、小中一貫教育でございます。先ほども言いましたが、施設一体型の小中一貫校でございますが、今お隣の富士市は松野学園の富士川第二小学校、富士川第二中学校がその施設一体型というのをやっているわけでございますが、やはりこれは教育環境を考える一つの選択肢としてどうかなと私は思います。やはりやってみる価値はあるのかなと思いますし、その中で私は柚野小学校と柚野中学校というのは本当に目と鼻の先、そして校庭も一緒に使っていますので、そんな可能性はあるのかなと思うのですけれども、どうですか、教育長。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 先ほども答弁させていただきましたけれども、一番最初に小中連携で小学校9年間を見据えた教育ということで、小中一貫ではなくて、小中連携という形で発表させていただきました。 ですから、一貫するデメリットというのは、近藤議員、どんなふうにお考えか分からないのですけれども、少なくとも小学校6年生がなくなるということです。区切り、区切りで成長に合わせていろんなことを子どもたちが自分の学びを振り返る場として、今小学校6年生で小学校の最上学年になって、自分たちで行事をいろんなことをやっていく。そこで成功することで、自分の今までやってきた学びを一区切りして、これからの自信をつけて次のステージに向かっていくという意味で、小学校6年生があるかないかと、教育上は大きな価値を持っているのかなというふうに思います。私が最初に赴任した学校では、やはり同じように小学校が単学級でしたので、効率をよくするために小学校、中学校が一緒に合同で運動会をやっていました。その中で小学校6年生は、だものですから最上学年ではなくて、途中の学年として運動会に参加していたのですけれども、それを途中で小学校6年生と中学校3年生で、小学校6年生で1回、小学校の運動会をやるようにしてから、やはり子どもたちも活動はすごく生き生きしました。自分たちが最上学年でと。 ですから、小中一貫校に移行する場合に、どこでその区切りを子どもたちがつけていくのか。小中一貫校の場合には、2分の1成人式とかいうふうな形で、10歳になったときを一区切りにしている学校とか、いろんなそのための工夫をしています。私は、今の富士宮市の教育の状況では、小学校6年生でしっかり卒業式をして、中学校に行き、中学校3年生で卒業式をして、高校へ進学する。そういうふうな形のほうが、今富士宮市のスタイルとしてはより教育的な効果が高いのではないかと考えています。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かります。その小学校6年生の問題はよく私も聞きますし、またおととしですか、私たちも大阪のほうに行ってまいりまして、そこの視察はしてまいりました。しかし、その学校においてはさほどそれは問題にならないというようなことをおっしゃっていましたので。とにかくそういう選択肢の一つとして他の市町村、今小中一貫、施設統合型の小中一貫というものがやられておりますので、そこも考えていく一つの手かななんて思いますけれども。 そして、(5)でございますが、具体的な方向性についての③でございます。すみません。(3)の中学校の部活とか、ちょっと時間の関係上、省かせていただきます。そして、(5)の具体的な方向性のことで、③の適正規模、適正配置のことでございますが、今芝川中学校が建て替えで計画しているわけでございます。こちらにもありますが、富士宮市の公共施設の再編計画、そして長寿命化計画というのも本当にすごい出来栄えだなと思って、私もこれ拝見させていただいたわけで、担当課の方ともお話しさせていただいたのですが、でもこの芝川中学校の場合、その再編計画が間に合わなかったということでございました。 先ほどの資料1を見ていただいてみても分かりますように、芝富小学校も10年後の新入生を考えますと本当に少なくなってしまうと。でも、もしこういうことが分かっていたら、もう少し芝川中学校も建て替え方が変わったのかなと。昨年望月則男議員もこのことを質問していたわけでございます。空き教室をたくさん有しているというところで、対応するようなたしか御答弁だったと思います。そして、第1日目の深澤議員は、御答弁の中というか、一般質問の中に建て替えに約10億円かかり、公共施設の44%が学校施設だと。そして、それがもう40年から50年たっているというふうに。そして、財政優先的な統廃合であってはならないと思うのですけれども、そして私も資料をいろいろ作ってきたわけですけれども、このような数字、そしてこういうような現状とか、いろいろなところできっと発信なさってくださっていたとは思いますけれども、どんな場面で今まで公表してきたのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 財政部長。 ◎財政部長(中村日出和君) ちょっと今教育委員会のほうで御答弁をお考え中だと思いますので、私のほうから。 公共施設再編計画の件についてのみ私のほうから御答弁申し上げます。資産活用課のほうに近藤議員がお見えいただいて、課長と担当係長から説明を聞いていただいたと思いますけれども、先ほど間に合わなかった理由とおっしゃいましたけれども、一応公共施設再編計画をつくったのが令和元年度、正確に言うと令和2年3月なのですけれども、第1次計画期間ということで令和2年度から令和7年度までの6年間、6年間というのは総合計画に合わせたのです。そのような計画になっております。 間に合わなかったというのは、もう芝川中学校自体が長寿命化の改修ではたえられない状態になっている。芝富小学校のほうはどうかといいますと、近藤議員が今お手元に持っていらっしゃると思いますけれども、芝富小学校のほうは第3次の計画期間、そこまでは、具体的に言うと2036年から45年ですけれども、そこまでは改修やら修繕を続ければもつだろうと。もつだろうというのは、もつというふうな判断をしてそのようなことになっています。できれば芝川町時代にそういったことを検討していただければ非常にありがたかったのですけれども、合併いたしましてそのまま引き継いでおりますので、もう芝川中学校については手に負えない状態になっていたというのが正直なところでございます。 以上でございます。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。やぶ蛇でした。申し訳ございませんでした。 ○議長(小松快造議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) 今財政部長から財産の管理上のお話もありましたけれども、やはり今回については芝川中学校の耐震も含めて議論がいろいろあったわけですけれども、やはり芝川中学校については芝川地区の基幹的な学校であるということで、これは町内の皆様とたくさんの議論をした結果、それに見合ってこの必要性というのは今後将来に向けてあるだろうと。そして、今後の将来を見極めながらの規模感をしっかり定めながら向き合っていく。そういう施設でいいのではないかなということで、間に合わなかったという議論ではないというふうに御理解いただけるとありがたいと思います。 ◆3番(近藤千鶴議員) よく分かりました。 いずれにしても、計画は大事だということでございますので、本当に10年後の数字を見たときに、やはりもうそろそろ動き出さなくてはいけないのかななんていうふうに私は思います。そして、やはり統廃合のメリット、デメリット、本当にいろいろあると思います。本当に答えはないのではないのかなと思います。しかし、子どもたちの未来というのは私たち地域の人のものでもなければ、また私たち政治家のものでもないと思うのです。子どもたちそのものだと思うのです。ですので、同じこの富士宮市に住んでいる子どもたちには、同じ学校の環境を公平に、平等に与えてあげたいです。片や複式学級、片や大規模校、学習環境の多様性というのを確保するのがやはり私たち大人の役割ではないかと思います。時間がありませんので、この質問はこれで終わりにしたいと思います。 次、発言項目の2、尾崎バイパス開通と周辺の道路事情についてでございます。(1)、尾崎バイパスについてでございます。①、開通はいつ頃になるのか。 ②、当初の計画より遅くなった原因は。 ③、中間地点の街灯設置が必要だと考えるが、いかがか。 (2)、橋場の桟道橋について。①、工事着手の時期について。 ②、完成時期について。 (3)、恐れ入ります。ちょっとここで訂正をお願いいたします。この清水富士宮線を富士川身延線に直していただきたいと思います。(3)、芝川駅前の主要地方道富士川身延線のトンネルの撤去に向けた方向性についてお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) 尾崎バイパス開通と周辺の道路事情について、道路管理者である静岡県富士土木事務所に確認いたしましたので、一括して答弁させていただきます。 要旨(1)、尾崎バイパスについてです。静岡県が整備を進めております内房、尾崎地内における主要地方道清水富士宮線、相沼浅間神社から新内房橋までの延長480メートル区間、通称尾崎バイパスの整備事業について、①、開通はいつ頃になるかにつきましては、現在地元自治会等と調整を行っているところであり、日程は未定とのことです。 ②、当初の計画より遅くなった原因はにつきましては、道路工事における沿道へのすり付けの調整に時間を要し、工事に遅れが生じたとのことです。 ③、中間地点の街灯設置が必要だと考えるが、いかがかにつきましては、先日地元から要望書を静岡県富士土木事務所富士宮分庁舎へ市から進達したところです。今後県からの回答や地元自治会の意向を踏まえ、市の対応を検討していきたいと考えています。待ち望まれた開通まであと僅かであり、市としましても最後まで事故のないよう、県や警察と連携してまいります。 続きまして、要旨(2)、橋場の桟道橋についてです。長貫地先における主要地方道富士川身延線の橋場桟道橋は、昭和39年に架設された橋長74メーター、有効幅員5.98メーターのコンクリート製の桟道橋で、芝川中学校の通学路やバス路線として、周辺集落の生活基盤道路として利用されています。しかしながら、JR身延線と1級河川富士川に挟まれた狭隘区間で、大型車両のすれ違いが困難となっており、また耐震診断の結果、十分な耐力を有していないことが判明いたしました。このため、道路管理者である県は、耐震補強工事と併せて道路幅員の拡幅を行うべく、長年にわたって河川管理者等と協議を進めているところであります。 それでは、具体的な御質問の①、工事着手の時期につきましてお答えいたします。工事着手は、令和4年度を目標としているとのことです。 ②、完成時期につきましては、大規模工事となるため、今後お示ししていくことになるとのことです。本路線は、富士宮市街と山梨県を結ぶ大変重要な路線であり、また緊急輸送路にも指定されていることから、市としましても安全で安心な交通環境の早期確保に向けて、事業主体である県に積極的に協力してまいります。 最後に、要旨(3)、芝川駅前の富士川身延線のトンネルの撤去に向けた方向性についてです。御質問にあるトンネルとは、羽鮒カルバートという名称で、芝川駅に接続する製紙会社の専用線があったことから、主要地方道富士川身延線と一体構造で設置された大型のカルバートです。本年7月の大雨時には道路側溝が詰まり、この周辺に冠水が発生しております。現在定期点検要領に基づく点検により適切な維持管理ができており、県としましては撤去の方向性はないとのことです。また、冠水時の対策については、道路側溝が詰まることのないよう定期的に点検し、必要に応じて清掃するとのことです。 答弁は以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) ありがとうございます。 この尾崎バイパス、資料4を御覧ください。これが私たち地域の悲願だったバイパスでございます。当初10月17日に開通式を行うというふうに言われたものですから、本当に喜んでいたのですけれども、いまだちょっとよく分からないということでございます。来年には開通するとは思いますけれども。遅くなった原因もよく分かりました。ただ、やはり私も何人かの人に尾崎バイパスはどうなっているのだというようなことを言われるわけなのです。ですので、せめて区長だけには本当に今こうです、ああですという丁寧な情報発信をしていただけると、地域の人たちも安心するのかなと。そして、いろいろ準備もありますので、その辺のところをよろしくお願いいたします。街灯も地域の方の要望書も出ていますので、本当に開通に向けてやっていただけると、この場を借りてお願いしたいと思います。 そして、(2)の橋場の桟道橋でございますが、ここは前にも一般質問させていただいていたわけなのです。ですので、工事が着工されるのかなということを楽しみに見ていたわけですけれども、なかなかちょっと動きがないものですから、改めて私も質問させていただきました。ちょっとこれ全然話は違うのですが、ここ釜口橋といって、すごくきれいです。富士川の汚れがないと、こんなふうに水辺が映るわけでございます。ですので、これ全然違うのですけれども。そして、ここはやはり西の玄関として本当に重要なところでございます。そして、隣が線路なものですから、もうこっちは川、線路という、本当に自転車とか歩いたら、命がけで歩くようなところでございます。ここがちゃんとしていなければ、富士宮市の、また山梨県をつなぐ線の希望もないのかなと私は思っております。ぜひここもしっかりとやっていっていただけるとありがたいと思います。すみません。時間の都合上。 では、(3)のこの芝川駅のトンネルでございます。実は、私が水の活動をやっている中で、王子エフテックスと発電所のことでいろいろお話しする機会がございました。そのときに、このトンネルのお話が出たわけでございます。実は、私の近所の人たちから、あそこの芝川駅のトンネル、雨が降ってたまってしまうのも困るけれども、行くのにあの暗いトンネルを通って、帰ってくるときもあの暗いトンネルを通って、あそこを何とか取って、空が見え、明るい雰囲気にしてもらえませんかと、私が議員になったときに一番先にそれを言われました。ですので、王子エフテックスにそのようなことをお話ししましたら、昔はこの駅で荷物の運びがあったわけでございますが、今は自分の持ち物なのか何だか分からないし、ぜひそういう要望があれば撤去しても全然構いませんというようなお話を、実は本当に所長にいただいたのです。他の支店からも来ていましたのですけれども。ですので、こういうものはどんどん論議のテーブルに上げていくべきかなと思いました。ですので、富士土木事務所のほうにもこのことはお話しさせていただいたわけですけれども、いずれこれが現実化するように、芝川の議員とともにまた頑張っていきたいと思います。 本当に今日はありがとうございました。これで一般質問を終わりにいたします。 ○議長(小松快造議員) 以上で3番 近藤千鶴議員の質問を終了します。 この際、10分間休憩します。                                     午前10時00分休憩                                                                            午前10時10分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、10番 仲亀恭平議員の質問を許します。10番 仲亀恭平議員。〔10番 仲亀恭平議員 登壇〕 ◆10番(仲亀恭平議員) 議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。議席番号10、会派育成、仲亀恭平でございます。よろしくお願いします。 私は、10月に行われました補欠選挙におきまして、市民の皆様の温かい御支援によって富士宮市議会議員に就任させていただきました。今この場に立ち、議席を与えていただいたことへの責任の重さをひしひしと感じております。また、同世代が抱える様々な問題についても、私なりに解決のためのお役に立ちたいと思います。私の好きな富士宮市には、大切な家族、たくさんの仲間がいて、すばらしい自然やおいしいグルメ、ほかのまちにはない魅力がたくさんあります。選挙活動における私の公約タイトルは、富士宮市を新しい時代へです。必要とされる若い力を市政に少しでも注ぎ込めればと思います。また、私自身、医療、福祉の現場で働いた経験があります。医療、福祉、市政、三位一体連携を取ることで、様々な課題を前に進めることができる、そう思っております。その使命が私にあるのだと強い気持ちを持って働かせていただきます。 それでは、一般質問をさせていただきます。発言項目1、若者世代のまちづくりの現状について。地域で活躍するリーダーや次世代を担う若手が活躍できるようにと考えております。そこで、以下についてお伺いいたします。 要旨(1)、起業や経営支援に関する市及び民間主導の取組について、民間の皆様は関心があると思いますが、市としてどのように考えているのか、またサポート体制ができているのか、御質問いたします。 要旨(2)、若者の起業や経営に対する具体的な支援をどのように考えているのか、お伺いいたします。よろしく御回答ください。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) それでは、私から発言項目の1、要旨の(1)及び(2)全てについてお答えをいたします。 まず、要旨(1)についてですが、起業や経営の支援につきましては、現在起業、創業、事業者相談窓口、ビジネスコネクトふじのみやにおいて、相談者それぞれに応じた解決策の提案や事業に関する各種手続、補助金申請などに関する支援を行っております。ビジネスコネクトふじのみやは、新型コロナウイルスの感染拡大により低迷した地域経済の活性化を図ることをはじめ、今後の経済活動の維持と発展に貢献するために発足した産業支援のための相談窓口です。この窓口は、産業振興に関する連携協定を締結した市、富士宮信用金庫、富士宮商工会議所、芝川商工会の4者それぞれに開設されており、各機関の職員を中心に様々な相談に対応しております。今年の4月に発足して以降、半年間に受けた相談件数は約2,000件で、相談の方法は相談者が各窓口に出向いて対応するケース、また支援者が相談者を訪問して対応するケースが全体の9割を占め、そのほか電話や電子メールによる対応も行っております。 相談内容の内訳としましては、国などが行っている補助金に加え、コロナ禍において実施された各種給付金に関する相談が最も多く、次いで融資など金融に関する相談、販路開拓や経営に関する相談、起業に関する相談の順になっております。現状として、寄せられた相談のほとんどは各機関の窓口で対応できているところではありますが、対応できない場合でも課題解決が少しずつでも前進するよう、連携機関同士で話合い、解決策を検討したり、適切な支援機関などへつないでおります。 また、中小企業事業者に対する支援経験のある方をビジネスコネクトふじのみやコーディネーターとして3人配置し、様々な課題に対して具体的な支援を行っております。この事業においては、市は御相談いただいた内容を整理して、直接支援いただける適切な方へとつなぐ人と人とのかけ橋となることが主な役割です。4者間においては、日頃からの調整に加え、毎月連絡会議を開催し、支援状況などについて情報共有や意見交換を行い、いつでも連携が取れる体制を整えております。また、静岡県産業振興財団や国が全国に設置しているよろず支援拠点、広域連携都市の川崎市などともつながりを持ち、必要に応じて多方面からの支援に協力いただける体制も整えております。なお、起業に関しましては、毎年セミナーも開催しており、その際には連携機関にも御協力いただき、その場で相談をお受けできるような体制も整えております。 次に、要旨(2)についてですが、起業や経営に対する具体的な支援は、若者であるかどうかにかかわらず、金融相談でしたら各金融機関へつなげたり、経営相談でしたら事業計画づくりを一緒に考えたり、設備投資の相談でしたら妥当な補助金メニューを紹介したりと、相談者それぞれの課題や状況に合わせてサポートしております。とはいいましても、具体的な支援を行うためには、まずビジネスコネクトふじのみやという起業、創業、事業者相談窓口があることを若者はもちろん、多くの皆様に知っていただき、そして十分に御活用いただき、これが創業者や事業者のための産業支援ツールであるということを根づかせ、身近に感じていただかなければならないと考えております。こちらについては、ビジネスコネクトふじのみや専用ポータルサイトの新設、各機関の窓口に共通の看板を設置、チラシの配布やポスターの掲示、期間限定ではありますが、市内各所において順番にラッピングトラックを展示するなどしており、さらに具体的な支援情報や事例についてポータルサイトのほか、インスタグラムやツイッターなど現代では欠かせないSNSにおいて情報発信し、事業のPRに努めております。 今後は、支援させていただいた事業者の方々の紹介をメインに、全戸配布の広報紙も作成し、ビジネスコネクトふじのみやの周知とともに、若い世代の方々に市内の産業に関心を持っていただけるよう、市内事業者の魅力を市民の皆様に伝えてまいりたいと考えております。 答弁は以上でございます。 ◆10番(仲亀恭平議員) 答弁ありがとうございました。 要旨の(1)から再質問をさせていただきます。今後も新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の停滞がまだまだ懸念されると思います。そんな中、説明にありましたとおり、補助金の申請の手伝いという点で、事業再構築補助金であったり、現在も既存のものづくり補助金の手伝いとかもされるということでよろしいでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) 今仲亀議員がおっしゃいました支援策もしかりですけれども、そのほかにも国・県・市独自でも行っている支援もございます。そういったことも含めて、全体的な相談者の意向に合わせた形の支援ということで総合的に行っているということでございます。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。 また、相談の方法として、窓口訪問が9割、残り電話やメール等ということで、僕の友人で東京で整体師として働いている友人がいます。その友人は、将来地元に戻って、治療院を開業したいという夢を僕に話してくれたりしました。東京にいながらにして、このビジネスコネクトふじのみやのアドバイザー、コーディネーターの方と相談できるような動画を使ったズームやSNSを使った方法で相談が可能になったらとても便利だなと思うのですけれども、その点どうお考えかをお願いします。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) SNSを使った相談に対する支援の方法という御質問だと思います。 まだ現在のところ、まずこのビジネスコネクトふじのみやというものをまず今年の4月に発足したというところで、まずはこれを皆さんに知ってもらうということでSNSのほうを利用させていただいている状況です。今仲亀議員がおっしゃいましたように、そういった中で相談体制のやり方の手段として、そういったものの利用がよろしいのではないかということは当然我々も将来的な支援策としては考えてございますので、そこについては需要とか、そういったことも含めて、市外の方が富士宮市に戻って起業、創業したいという方であればウエルカムのお話ですので、そういった方に対応できるようなことも将来的に今後考えていきたいなと思っています。 以上です。 ◆10番(仲亀恭平議員) 大変期待しています。ありがとうございます。 こちらの関連になりますが、山梨県や長野県、住民の方々が富士宮市に移り住むことで、そこを前提にこのシステムを使えたら、本当に富士宮市が活気づくと思いますので、富士宮市で創業を希望する若者を支えてくれる支援だと僕も感じております。大いに関心を持っていますので、この市の取組について今後も注目していきたいと思っております。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 大変よい御提案で、今までビジネスコネクトふじのみやの存在そのものを皆さんにできるだけ知っていただこうということでPRすることに専念してきましたけれども、そういう中で先ほど答弁もありましたけれども、2,000件余の相談件数もあったということでありますものですから、そうした状況を動画で、SNSでこれからどんどん、どんどん宣伝していくことは非常に多くの人に知っていただくということになると思うし、市内の市民だけではなくて、今言ったように市外の多くの方々にも知っていただいて、それが定住化につながっていくということになれば、おっしゃるとおり、すばらしいことにつながっていくと、富士宮市の発展につながっていくということになるし、それからもう一つは困っているだけではなくて、その人たちが定着したことによって富士宮市がいろんな意味で活性化してくるということにもつながっていくと思いますものですから、ぜひ産業振興部長を中心にこれについては大いに進めていきたいと思っています。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) 今市長が具体的にこの場での御指示もいただいたような気もいたします。そして、私もちょうど同時に手を挙げたのは、今の御提案は本当に移住、定住の働くというところの一番大事な部分なものですから、今友人がというお話は、まさに移住、定住の一番大事なところをついていただいたものですから、また今後産業振興部とそこら辺は一番の大事なところだと思っていますので、その手段の中でこの御提案をしっかり受け止めていきたいなと思っております。 ◆10番(仲亀恭平議員) よろしくお願いいたします。 私自身が議員となり、初めて参加させていただいた事業はビジネスコネクトふじのみやPR車両出発式でした。私自身もすごく思い入れがある事業ですので、このビジネスコネクトふじのみやを利用して、先ほどのとおり、富士宮市内外、静岡県内外の人材が富士宮市で創業していただけるよう祈っております。よろしくお願いします。 それでは、発言項目2に移りたいと思います。今年4月9日に厚生労働省が発表されました第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要性についてによると、令和5年度には約233万人の介護職員が必要です。同様に令和7年度には243万人、令和22年度には280万人の介護職員を確保する必要があると推計されています。これを踏まえて質問いたします。 発言項目2、介護人材の確保について。介護人材が不足している大きな要因の一つに少子高齢化があります。市民一人一人が必要なサービスを受けられるよう、人材を確保することが大切だと考えます。そこで、以下のことについて質問させてください。 要旨(1)、介護人材確保の取組について、どのような対策を考えていますか。また、離職を抑えるための対策も重要であると考えますが、市はどのように考えているか、お伺いいたします。 要旨(2)、今後の介護のイメージアップの必要性について、市はどのように考えているのか、お伺いいたします。よろしく御回答ください。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) それでは、私から発言項目2について一括してお答えをいたします。 初めに、要旨(1)の介護人材確保の取組と離職対策についてですが、市といたしましても安定した介護サービス提供体制を確保するためには、人材確保は重要な課題であると考え、市内の介護事業所における介護従事者の増加と定着を図るための介護人材確保支援策の一つといたしまして、介護職員初任者研修費の助成制度を設けております。この制度は、介護職員初任者研修、静岡県指定の法人などが開催する研修が対象でございますが、この研修を修了し、一定期間以上市内の介護事業所に雇用されている人に対し、上限額を5万円として研修の受講に係る費用の半額を助成しています。これまでに令和元年度は5人、令和2年度は6人、令和3年11月時点では2人がこの制度を利用しており、今後も人材確保につながるよう制度の周知を図ってまいります。 また、富士宮市の介護保険事業者によって組織されています富士宮市介護保険事業者協議会において、令和元年度から始まりました介護人確保についての会議に市の職員も参加し、現場の声を聞きながら、事業者と一緒に人材確保の取組について検討しております。令和2年度には、元気高齢者を対象に人材の裾野の拡大を進め、多様な人材の参加につながるよう、静岡ジョブステーションや静岡県社会福祉人材センター、ハローワークと連携し、介護のお仕事セミナーを開催いたしました。参加者は13人で、市内の介護事業所も参加し、介護の仕事についての説明や就職に関する相談を行いました。この参加者のうち1人がセミナー後、市内の介護事業所に就職し、現在も勤務していると報告を受けております。ほかの参加者からも、介護の仕事を知ることができたなどの感想をいただき、介護の仕事への関心を持っていただくきっかけづくりができたと考えております。 さらにこのセミナーでは、介護の資格がなくてもできる周辺業務を担う介護サポーターの仕事についての周知も行いました。介護サポーターが広く周知され、雇用が進むことで、補助的な業務は介護サポーターの役割として、介護職員は身体介護や利用者の個々のニーズに応じたきめ細やかな介護に注力できることで、介護業務の質の向上と介護職員の業務負担軽減につながると考えております。 次に、要旨(2)の今後の介護のイメージアップの必要性についてですが、介護の仕事の魅力ややりがいについて広く知ってもらい、介護への関心を深めてもらうことは、人材確保の面からも必要であると考えております。富士宮市介護保険事業者連絡協議会で企画をしています介護の仕事体験発表会は、介護の現場で働く職員が仕事を通して経験した感動や苦悩を発表し、大変なだけではない介護の魅力を広く皆さんに知ってもらうことを目的に、ユーチューブでの配信を予定しています。市は、この介護の仕事体験発表会の開催を「広報ふじのみや」への掲載やポスター掲示などで後方支援を行っております。今後も県や介護保険事業者を含めた関係機関と連携し、人材の確保につながるよう継続した取組を進めてまいります。 答弁は以上です。 ◆10番(仲亀恭平議員) 答弁ありがとうございます。 私自身も議員になる前、医療、福祉の現場で10年間働いていました。高校生を対象に職業説明会をしたこともあります。介護の仕事を再現し、ミニ劇場を披露した、そんな経験があります。利用者役と介護職員役を皆で演じて仕事の内容を説明し、介護の職場を理解してもらおうと活動しました。これにより、興味を持ってくれた学生が職場に見学に来てくれました。その学生がここで働きたいと言っていただき、大変うれしかったことを覚えています。そういった活動をする中で、人材確保、介護にいいイメージを持つ方も多くいるのも事実なので、お仕事セミナーでしたり、介護仕事体験発表会、とてもいい事業だなと素直に思いました。これからも広報のほうをよろしくお願いいたします。 まずは、要旨の(1)から再質問をさせていただきたいと思います。先ほど周知にポスターというふうにありましたが、ビジネスコネクトふじのみやのようにフェイスブック、インスタグラム、ツイッター、ラインなど、そういった広報は行われているのか、御質問いたします。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) 市といたしましては、ホームページなどでも活用しながらの広報ということになろうかと思いますが、どちらかといいますと介護人材、市全体、国全体の問題ではありますけれども、実際に確保を目指すといったところは各事業者になります。ですので、各事業者の御事情により、そういったものも活用されているところもあろうかと思いますが、なかなか介護の事業所、大手の法人というものが少ないというところの中で、そういった取組まで踏み込んでいけるという法人がなかなか少ないのではないかというふうに考えてございますが、当然そういったものの活用の必要性は、市も、それから各事業所も認識しているというところはあろうかと思います。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。 その際に事業所と市の関わりといいますか、共通認識事項というのはあるのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) 現段階でどういったものを取り組んでいくという共通認識まで持っておりませんけれども、先ほど申し上げました富士宮市の介護保険事業者連絡協議会におきまして介護人材委員会というような会議を立ち上げております。その中の会合では市の職員も参加いたしまして、現場の実情、それから今後の方向性などについて一緒に検討しておりますので、そういったところでこんな方法はいかがだろうかというような、各事業所の実情もございますが、こういった方法もありますねというような話題は出していけるかなというふうには考えてございます。 ◆10番(仲亀恭平議員) 先ほどもありましたとおり、介護、福祉の現状を学び、前向きに考えていくためのとてもいい事業だと思いますので、力を入れて周知をお願いしたいなと改めて思いました。 また、従業員が不足することによって職場の負担が大きくなる。その結果、さらに離職が進むといった負のスパイラルが一番怖い状況になっております。そんな中、私が働いていた職場では、感覚的に介護職のイメージが悪いといった意見もありました。実際国からの処遇改善加算であったり、医療現場と同じように感染対策をして、イメージが払拭されている現状もありまして、そういったイメージアップ、イメージのアップデートというところに力を入れてほしいなと思いますが、市はどのような対応を行っているのか、お願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) 先ほど申し上げた介護保険事業者連絡協議会の介護人材委員会、これも令和元年度に立ち上がったところでございます。そういった中で、市もできる限りの御協力という中で、今回介護の仕事体験発表会、これ12月23日にユーチューブにアップという予定で準備が進められているわけですが、実際に全て実話ですということでPRもしておりますので、市のほうもこういったこと、富士宮市と富士宮市教育委員会がこの事業を後援しておりますので、そこら辺の周知についても力を入れてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。 ただいま調べたところ、グランプリを選出し、10万円の賞金が出るような、とてもすごい活気ある事業だという思いました。こういった明るく前向きな介護、福祉の仕事であると、魅力を若い世代から幅広い年齢層に伝えていってほしいと改めて思いました。この発信を続けることで、介護、福祉に対して抱えるイメージを向上できると私自身も思っております。 私は、これからも様々な福祉の問題を解決するための一助となりますよう、一生懸命活動してまいります。初めてで少しつたない部分があったと思いますが、自分の気持ちをぶれずに伝えて、仕事をさせていただきます。 以上で私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で10番 仲亀恭平議員の質問を終了します。 この際、暫時休憩します。                                     午前10時41分休憩                                                                            午前11時00分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、8番 佐野寿夫議員の質問を許します。8番 佐野寿夫議員。〔8番 佐野寿夫議員 登壇〕 ◆8番(佐野寿夫議員) 皆さん、こんにちは。公明会の佐野寿夫です。通告の順番に従い一般質問を始めさせていただきます。 ただいまの仲亀議員の一般質問を拝見、聴講させていただいていて、私の新人時代をふと思い出して、いや、すごく仲亀議員フレッシュだなと、僕もあんなだったのか分からないのだけれども、私のときは残念ながら一般質問を始めましたら、後ろから先輩議員が通告と違うだろうとかいろいろやじられて、潰されかけたことも何回かあったことを覚えているけれども、すごく冷静で、器も大きいし、容姿は大きいし、大型な新人だなということで、私も新人の仲亀議員に負けないように、背伸びをして頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。 発言項目1、市営住宅入居の連帯保証人規定の廃止、もしくは入居者が家賃債務保証業者との契約を締結した保証人を選択できるようにする家賃債務保証制度の導入についてです。少子高齢化と核家族化が進むとともに、身寄りのない独り暮らしの高齢者が増えていることを背景に、保証人確保が難しい人が増え、入居の妨げになっているというのが代表的な理由で、首都圏、大都市を抱える福島県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、岡山県、福岡県の8都県は保証人規定を廃止する条例を改正、その他検討している自治体があるようであります。また、静岡県においても連帯保証人を確保することが困難な方も県営住宅に円滑に入居できるよう、今年の4月から家賃債務保証制度を導入しているところであります。 ここで資料3を見ていただきたいと思います。また、三島市においても、市営住宅の家賃債務保証業者の募集を行っており、家賃債務保証制度の導入が決定しております。富士宮市においても、住まいのセーフティネットである市営住宅への入居がスムーズにできる体制を望むところであります。 要旨(1)、富士宮市営住宅の現在の入居率と入居申込みの抽せんの当選率はどのくらいか。 要旨(2)、市営住宅家賃の滞納状況、収納率、過去に連帯保証人が保証したケースについて伺う。 当市においては現在連帯保証人を1人としておりますが、要旨(3)、市営住宅入居者の連帯保証人規定の廃止、もしくは入居者が家賃債務保証業者との契約を締結した保証人を選択できるようにする家賃債務保証制度の導入について伺う。 資料2を見てください。静岡県住宅供給公社に静岡県県営住宅をはじめ、平成29年4月から掛川市及び袋井市市営住宅、平成30年4月からは小山町町営住宅、令和2年4月からは富士市、島田市、焼津市市営住宅、令和3年4月から御殿場市市営住宅が管理委託をしております。 要旨(4)、静岡県住宅供給公社に市営住宅の管理を委託する場合のメリットとデメリットについて、市の見解を伺います。 以上、御答弁をお願いします。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) それでは、私から要旨(1)から(4)まで一括してお答えいたします。 まず、要旨(1)、富士宮市営住宅の現在の入居率と入居申込みの抽せんの当選率はどのくらいかのうち入居率ですが、10月末現在の入居率で79.8%となっております。また、入居募集時の抽せんの当選率は団地ごとに違い、万野住宅や白尾住宅のような建設年度の新しい住宅は人気も高く、抽せんの当選率も平均で3.6倍程度、その中でも人気の高い部屋は7倍となっております。逆に募集しても応募の少ない粟倉住宅や月の輪住宅は0.3倍程度となり、抽せんなく入居できる部屋や応募のない部屋もあり、今年度の応募状況は11月までの3回の募集で平均1.7倍となっております。 要旨(2)の市営住宅家賃の滞納状況、収納率、過去に連帯保証人が保証したケースについてお答えします。直近の令和3年10月末時点の累積滞納額は2,871万4,126円、うち現入居者の滞納額が930万5,706円、死亡や無断退去などによる滞納額が1,940万8,420円となっておりますが、いずれも滞納整理により毎年減少しております。また、現年家賃の収納率は、令和2年度決算では97.8%となっております。連帯保証人が保証したケースにつきましては、直近では令和元年度に連帯保証人1名から、入居者が滞納していた全額の55万円の納付をいただいたケースがあります。 次に、(3)、家賃債務保証業者による家賃債務保証制度の導入についてですが、まず連帯保証人の役割としましては、家賃の滞納があった場合の保証や指導、また緊急時の連絡や対応をお願いしているため、静岡県をはじめほとんどの県内市町の扱いとして、連帯保証人を不要としておりません。しかしながら、市ではそういった連帯保証人を探すことが困難だという入居希望者がいることも把握してございます。そのような場合につきましては、状況に応じて既に家賃債務保証業者が利用可能である県営住宅を紹介したり、住まいなどの生活全般のお困りごとの相談窓口である福祉部局への相談を促すことで対応しております。 他市町の状況としましては、令和2年度より民間の家賃債務保証業者の利用による保証制度の導入を静岡県や5市町において開始しております。家賃債務保証業者を利用する場合には、利用時の審査があることや、毎年保証業者へ更新料としての保証費用を納めることが入居者の負担となってしまうことから、これまでは民間の家賃債務保証業者の導入は行ってきませんでしたが、今後は導入に向けて検討してまいりたいと考えています。 最後に、(4)の静岡県住宅供給公社への管理委託についてですが、メリットとしましては入居募集や退去時の手続、修繕に係る事務処理等の職員負担を減らすことができるものと考えております。デメリットとしましては、住宅供給公社の窓口が富士市役所内の富士出張所となることが考えられ、募集時や手続等が住民等への負担となり、緊急時の対応等のサービス低下が考えられます。市としましても、それらを踏まえて住宅供給公社への管理委託導入の是非について引き続き検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございました。 50万円の過去に連帯保証人からお金を回収したことがあるということで、今その辺の市営住宅の家賃の保証方法ルールについて、民法の改正でその辺のものが少しルール改正があったと思うのですが、その辺をちょっとお聞きします。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) 民法の改正による市営住宅の家賃保証ルールの変更について回答いたします。 住宅に困窮する低所得者への的確な公営住宅の供給を図るために、連帯保証人の確保が困難な方への配慮が必要ということを背景に、令和2年4月に民法の一部を改正する法律が施行され、市営住宅に入居する際に必要な連帯保証人について、極度額の設定が義務化されました。改正を受け、令和2年4月以降の住居者の連帯保証人には、家賃の12か月分を保証の極度額として設定しております。また、従前は富士宮市の取扱いとして2名の連帯保証人を求めておりましたが、入居希望者が連帯保証人を確保することが大きな負担となっていたことから、連帯保証人と緊急連絡先を各1名ずつに取扱いを変えております。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございます。何か今日は一般質問で都市整備部長を狙い撃ったわけではないですけれども、3項目とも都市整備部長のところで申し訳ないです。 入居者の家賃の保証制度、検討していただくということですので、これは時間とともにまた検討していくうちに、制度がまた構築されていくことを期待していくところであります。実際的に私もすごく市民の方の市営住宅に入りたいという御相談を受けて、すごく苦労したことがあるのです。結局やっぱり高齢の方で息子様と同居しているのですけれども、息子さんも事情があってなかなか働くのも厳しい状況で、たまたまそのとき、その御家庭にはお金の部分がある程度余裕の部分があったもので、市営住宅は保証人の部分が御兄弟が1人しかいなくて、その御兄弟の家庭の事情があって、どうしても連帯保証人になれないということで御勘弁ということで、市営は無理だったのですけれども、お金の余裕があったから民間のところで、それでもやっぱり民間で月々5万円のところを今お借りして住んでいるのですけれども、すごく残念だったなと。やっぱり市営住宅、今お聞きしますと、栗倉市営住宅なんて0.3倍くらいですか、もう空きがたくさんあるという、そういう状況の中で、本当に家の部分、住宅に対して入居したい、セーフティネットでそこを利用したいという方が、そこにどうしても結びつくことができないネックに連帯保証人というものがなってしまっているということがすごく残念だなということを私は痛哭に感じた次第であります。 今都市整備部長の中にあったとおり、県下で5市町ぐらいは保証制度をこのように導入している。県は同じ市内にあって、県営住宅は片や保証制度があって、市営はないのか。この格差があっていいのか。同じセーフティネットの部分にあって、この格差があってはいけないと私は感じるもので、この点については今後本当に検討していただくということですので、よりよい方向で充実した方向、格差の生まれない、本当に困窮している人を救えるような制度構築をまた検討していっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 住宅供給公社に各市町がかなり管理委託をしているのだなと、メリット的なところも都市整備部長から聞いて分かったのですけれども、委託もあれなのですけれども、私の個人的な意見としては、やっぱり今答弁の中にあった富士市まで行かなければ窓口がなくなるとか、そういった部分においてはやっぱり市民の皆様によりよく近くで制度をしていくには、市内、富士宮市庁舎の中にあるというのがやっぱり理想かなというところを今感じたところであります。ならばこんな質問をするなと都市整備部長は思うと思うのですけれども、そういうふうに感じました。ですので、この件に関しては家賃債務保証制度を前向きに導入していくということで御答弁いただいておりますので、しっかりと逐次アンテナを張って、動きを見ていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 では、次の項に入らせていただきます。発言項目2、国道139号富士宮バイパスの渋滞解消と富士富士宮道路(国道139号)新広域道路交通計画についてです。国道139号は、富士市と富士宮市を結ぶとともに、重要港湾田子の浦港と東名高速道路、新東名高速道路、そして山梨県を経由して関東甲信越圏を結ぶ幹線道路で、国の重要な物流道路にも指定されておるところであります。ところが、朝夕を中心に激しい渋滞が発生し、ゴールデンウイーク、お盆、行楽シーズンにはさらに激しい渋滞が続き、市民生活にも大きな影響が出ております。渋滞の主な原因は、①、南北主要幹線が1本しかないこと、②、ピーク時の時間帯に車両が過剰に集中してしまうことではないかと考えます。 幹線道路の渋滞は交通事故を多発させ、経済活動の発展を大きく阻害する要因になっております。過去の事故の事例を少し述べさせていただきますと、28年前の平成3年6月15日午後6時15分頃、国道139号富士宮バイパスで24トンの積載制限に対して、41トンもの鋼材を積んだ過積載状態のトレーラーが国道139号を南下中、下り坂でブレーキを酷使し、フェード現象を起こし、万野原新田付近でトレーラーはブレーキが制動不能となり、普通乗用車に追突後、そのまま南下し、2.7キロ先の阿幸地交差点で信号待ちをしていた普通乗用車など5台に追突。5台のうち2台が炎上し、トレーラーはさらに2キロ離れた場所に停車して炎上した。この一連の多重追突事故によって、トレーラー運転手は無事でしたが、事故に巻き込まれた計8名が死亡、4人が重軽傷を負う大事故が発生しました。 その後、平成6年2月17日午前2時57分、富士市方面から北上してきたワゴン車が、同じく阿幸地交差点で右折しようとしたところ、山梨方面から南下してきた大型ダンプカーと衝突し、ワゴン車に乗車していた若者4人が即死した事故が発生しました。 直近においては、令和2年11月26日午前9時10分頃、小泉若宮交差点手前の西富士道路下りで信号待ちをしていた乗用車などにトラックが突っ込み、車両6台が絡む追突事故が発生。追突車両が炎上し、1人が死亡、2人が重症、3人が軽症を負う事故が発生しております。富士宮警察署の調べでは、過去5年間の外神交差点から小泉若宮交差点の交通事故は815件発生しており、そのうち朝7時から9時の時間帯が126件、夕方17時から19時の時間帯が144件、合計270件と通勤時間帯の交通事故が全体の4割近くを占めております。 資料3を見てください。観光面では、アジアからの訪日旅行者が行ってみたい観光地は、第1位、桜、第2位、富士山、第3位、温泉で、これらは国道139号沿線にあり、行楽シーズンは大変ににぎわっております。ところが、本年8月に開通した中部横断自動車道の沿線にもこれら上位3か所があるため、移動の定時性、速達性にまさる中部横断自動車道に観光ルートがシフトするのではないかと心配する声が寄せられております。この点については、先日の一般質問で西の玄関口の見張り番、鈴木弘議員が取り上げていた点であります。国道139号の渋滞を解消し、岳南地域の経済、雇用、観光産業の発展を図るには、高規格幹線道路等の国道軸の主要幹線道路網が一体となって機能する広域道路ネットワークを構築し、隣接する都市圏との交流、連携の促進を図る必要があると考えます。 岳南地域には、訪日外国人も注目する自然環境や歴史文化、世界文化遺産富士山をはじめ産業、観光資源など様々な地域資源があります。滞在や旅行を満喫できる利用性の高い交通環境を整え、国内外の人を引きつける魅力あふれる地域を形成するためにも、そして災害時には一刻も早く被災地に駆けつけ、人命を救助するためにも、私は国道139号富士宮バイパスのダブルネットワーク化が必要と考えます。 本年3月に国土交通省中部地方整備局は、新広域道路交通計画を発表いたしました。この中に富士富士宮道路計画があります。私は、この道路整備は富士市と連携しながらも、富士宮市が主体的になって取り組むべきではないかと考えます。須藤市長、当局の御所見をお伺いいたします。 要旨(1)、国道139号、資料4を見てください。富士宮バイパスの渋滞解消について、これまで意見や要望はあったか伺う。 富士宮商工会議所から富士宮市に今年の10月に新東名高速道路のアクセス道路の要望も出されていたかと思いますが、要旨(2)、今後工業団地の誘致や観光促進による富士宮市の発展のためには、富士宮バイパスの渋滞解消が必要だと考えるが、見解を伺う。 資料5を見てください。要旨(3)、富士市と連携し、富士富士宮道路(国道139号)を具体化していくべきと考えるが、当局の見解を伺う。 以上、御答弁をお願いします。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) 私から要旨(1)、国道139号富士宮バイパスの渋滞解消について、これまで意見や要望はあったか伺うについてお答えいたします。 国道139号(西富士道路)は、朝夕の通勤時間帯や週末に慢性的な渋滞が発生しており、この対策として新たな重要なアクセス道路となる岳南北部地区幹線の早期実現や、新東名高速道路新富士インターチェンジと小泉若宮交差点の間にハーフインターチェンジの早期設置について、富士宮商工会議所から当市や県政に要望がございます。 また、静岡県内における道路渋滞対策を効率的に進めるため、国・県・市の道路管理者、公安委員会、トラックやタクシー協会等で構成する静岡県道路交通渋滞対策推進協議会を組織し、検討を行っております。国道139号では、県道富士宮富士公園線、通称登山道です。との交差点から、西富士道路の市境までの間が市内の主要渋滞区間とされており、小泉若宮交差点の渋滞についてはトラック協会から改善を要望されております。 このようなことから、協議会で対策を検討し、平成27年度にソフト対策として、よりスムーズな車両の流れとするため、公安委員会では小泉若宮交差点の信号機の時間配分を調整しました。また、国が主体となって、平成27年度から平成30年度まで行楽シーズンピーク時の混雑回避ルートとして、主要地方道富士白糸滝公園線の利用を促すため、案内看板による誘導やチラシ、ポスター設置、ホームページ、SNSを用いた情報提供などの対策を行ってまいりました。 以上でございます。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) それでは、私から発言項目の2、要旨(2)、工業団地誘致や観光促進などの産業振興の面から、富士宮市の発展に向けた富士宮バイパスの渋滞について、産業振興の視点からお答えをさせていただきます。 当市では、「富士山の麓から想像力と活力がみなぎるまちづくり」を目指すべき基本目標に掲げ、商工業や観光などの分野で多くの人が訪れ、交流し、物を生み出す元気なまちづくりに取り組んでいます。当市の発展には、幹線道路網において人や物がスムーズに流れることが必要であるため、佐野議員御意見のとおり、富士宮バイパスの渋滞の解消は重点的な課題と捉えております。このため、優良企業の誘致や既存企業の留置など、産業基盤の確立に加え、市域の魅力ある観光資源をつなぐネットワークの形成など、多くの課題の解消に向けて、道路網整備関連部署と連携しながら産業振興を推進してまいりたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) 続いて、私から道路管理を担当する部署の見解として答弁させていただきます。 平成24年4月に西富士道路6.8キロ区間が無料開放となりました。西富士道路の交通量を有料時と比較すると、有料であった平成17年の1日当たりの総自動車交通量は約2万1,000台で、無料化となった翌年の平成25年の1日当たりの総自動車交通量は約4万9,000台となり、交通量は2倍以上に増加したことになります。また、大型車の交通量増加は、有料であった平成17年の1日約700台から、平成25年には1日約6,800台、令和元年度には9,600台と、顕著な数字として表れています。 このような交通量の増加等の影響により、西富士道路出口に当たる小泉若宮交差点など信号機のある交差点においては、特に朝夕の通勤時間帯をピークに渋滞が発生する状況が日々起こり、市民の皆様の中にも朝夕のバイパスは渋滞するという共通の認識となっていると考えます。交通渋滞は、市民のゆとりある生活環境や救急医療施設へのアクセス性の向上、災害発生時の避難路や輸送路としての安心、安全の道としての活用等を考慮しても大きな課題や社会影響を及ぼします。市といたしましても、特に渋滞の多い西富士道路以北の国道139号の渋滞対策が急務であると考え、迂回路となる岳南北部地区幹線道路の整備を進めておりますが、基本的な対策として小泉若宮交差点を経由しないで、西富士道路と北山インターチェンジを直接結ぶような新たなバイパスとなる富士富士宮道路の必要性を強く感じております。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) それでは、要旨(3)、富士市と連携し、富士富士宮道路を具体化していくべきと考えるが、市の見解を伺うについて私のほうから答弁をさせていただきます。 富士宮市は、昭和59年に国道469号建設促進期成同盟会を富士山周辺の4市2町と連携し、同盟会を結成いたしました。以来37年の歴史を刻んでおり、その整備も着々と進み、私も期成同盟会の会長として尽力しております。そのような中、昨年度この富士富士宮道路構想が浮かび上がったことから、この富士富士宮道路は私はこの道路の重要性、必要性を大きく認識して、この構想は富士宮市の20年後、30年後の将来にとって今からやるべしという判断に至りまして、私みずから財務省や国土交通省などに出向き、国道469号と併せて富士富士宮道路についての必要性を訴えてまいりました。 要望の成果もあり、この富士富士宮道路が本年3月に策定した国の新広域道路交通計画に構想道路として位置づけられました。本年度は、この新たに位置づけられた富士富士宮道路と富士宮富沢連絡道路、これも構想として浮かび上がっておりますものですから、の実現のための調査の実施を私みずから財務省や国土交通省に直接要望し、また国道139号の管理や改良を所掌する静岡国道事務所長と直接意見交換をいたしました。 新広域道路交通計画は、地域の将来像を踏まえ、おおむね20年から30年の中長期的な視点で検討する道路網計画であります。まだ構想段階でありますが、この富士富士宮道路は田子の浦港付近から西富士道路を経て、南陵工業団地付近を経由し、北山インターチェンジ付近につながる道路となると考えております。富士宮富沢連絡道路は、北山インターチェンジ付近と中部横断自動車道路の富沢インターチェンジ付近を結ぶ構想道路となると考えております。この国道139号の新たなバイパスとなる富士富士宮道路が実現すれば、市内を通過する国道139号の渋滞解消だけでなく、市内工業団地と新東名高速道路や田子の浦港への物流や、富士山や朝霧高原などの観光地へのアクセスが強化されます。そして、将来的に富士宮富沢連絡道路と連結することで、西は中部横断自動車道につながる交通の要衝となり、富士宮市のみならず、富士山周辺の未来の発展を支える重要な交通ネットワークが構築されると考えております。 しかしながら、このような自動車専用道路などの新たな道路ネットワークの構築は一朝一夕になし得ることではありません。市といたしましては、さきの国道469号の建設促進期成同盟会が設立してからもう37年たって、今もってそれを進めているということでありますから、これは大きく構えて先を見越して、富士宮市だけでなく、富士市等の関係市町と連携し、新たにこれに対する期成同盟会を結成するなどして、一刻も早くこの富士富士宮道路や富士宮富沢連絡道路が具体化するように国などに要望してまいりたいと思っています。その際は、富士宮市が中心となって物事を進めていかなければならないということを思っています。地元の国会議員も大変このことに対して注目していただきまして、できるだけ力になるというような力強いお言葉もいただいておりますものですから、何とかして早い着工に持っていくように一丸となって頑張っていきたいと、かように思っています。 以上であります。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございました。期成同盟会を立ち上げていく。富士宮市が主体となって。いいです。よろしくお願いします。 この道路網を考えますと、日本の骨格の道路というのは東西メインがほとんど主力に持ってきております。そういう中において、この県下において中部横断自動車道路、これ南北路線、光が当たったわけであります。これにあわせて、やはり国道139号を軸にした南北の路線を、富士市と連携をし合って構築させていくというのがすごく大事なことで、今それをしっかりと国に打ち上げて、基礎を今築くときがチャンスであると僕は思っているのです。その主軸を切るのがやっぱり富士宮市であり、市長、先輩ですので、富士宮市長のほうから富士市に投げかけ、そして働きかけ、両市共にやはり両輪が合わないとこの話は進みませんので、両輪力を合わせて本当に期成同盟会を立ち上げていただきたい。しっかりと国にもつなげていっていただきたい。国につなぐ際には、我が党には斉藤鉄夫国道交通大臣がいますので、ここは自民党の皆様とも御相談をしながら、ぜひ国土交通大臣のところに要望に行っていただきたい。それは言わせていただきます。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) ありがとうございます。 公明党の議員が国土交通大臣になっているのが、我が国の随分前からのそういう状況でありますものですから、大変頼りにしております。富士砂防のことについても、前には石井国土交通大臣に直接お会いして、私も直接お願いして、大きな予算をつけていただきました。今度も、先日も大口善徳国会議員とも親しくお話しいたしまして、ぜひお力になっていただきたいということをお願いしましたところ、一生懸命やりますと、国土交通大臣との話もしっかりつなぎますというようなことで大変ありがたいなと思っています。そのほか地元には深澤陽一議員もいますし、細野豪志国会議員もいますし、それから吉川赳議員もいますし、もう一人、田中健議員という人もいますものですから、みんなでもって力を合わせてやっていただくことが大事だなと思うし、何よりもそうした議員の中でもって、この道路について主管である国土交通大臣という最も近い関係にある公明党のお力には何としてもお願いをしたいという思いがいっぱいであります。よろしくお願いします。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございます。 公明党が大臣ポストをいただいているのは、自民党のいろいろな御配慮もあると思うのですけれども、一番要望等が多いのが多分国土交通省であって、そういう中で公明党が取らせていただくところが、取りあえずは収まりがいいからその辺の判断で自民党との話の中でポストをいただいていると思うのですけれども、市長のそういう前向きな御答弁をいただきましたので、ぜひそういう方向で、大臣要望という方向で、また自民党の皆様とも調整しながら、ぜひ実現化、期成同盟会立ち上げと要望の実現を本当に後押ししていきたいと思っております。 そういう中において、国のこれがいよいよ直轄事業となったとした場合に、ここはやっぱり道路のベテラン、渡邉副市長に県の角度、様々今までの経験を生かして、国の直轄事業となった場合に事業化の進み具合とか、その辺国直轄に指定された場合のメリットなり、渡邉副市長の御意見をお伺いいたします。 ○議長(小松快造議員) 渡邉副市長。 ◎副市長(渡邉恭一君) 今構想で進んでいますが、多分国道139号のバイパスという位置づけの中で、今国道139号自体が国で管理していますので、そのバイパスということになれば、普通でいけば直轄事業で扱っていただけるのではないかと思っております。 直轄事業になりますと、何といっても財布が大きいので、予算が確保しやすい。それと、県事業の国の補助ですと、おおよそ50%、50%なのですが、国の直轄になると県の負担金が3分の1になるというような財政的な面もありまして、かなり国の事業になった場合には事業の進捗が図られるということで伺っています。特に今伊豆縦貫道もやっておりますが、あれももともとは国道414号という県の管理の道路なのですが、事業が大きい多額な予算が要るということで国の直轄事業で今やっておりますけれども、年間100億円を超えるような予算がついているということなので、非常に直轄事業になりますと、県と比べて先ほど言った財布が大きいのもありますけれども、事業の進みはかなり早いと思っています。 それから、これぐらいの規模になりますと、着工するまでに環境影響評価とかいろいろ法手続が要ると思いますが、その辺についても国のほうが豊富な経験とノウハウを持っていますので、そちらの調査の面においてもかなりスピード感が期待できると思っております。 以上です。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございました。 こうなってくると、ではいよいよ富士宮市のトップである市長がエンジンをぶんぶんと吹かし始めると、ではそのシャーシであり、またタイヤともなる当局、都市整備部長を含めて、これ管理課とか都市計画課とか、その課になってくるのですか、そこら辺の仕事が増えてくるという部分もあるのですけれども、当局のその辺の意気込みみたいなところを都市整備部長にお聞きします。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) 私の意気込み以上に市長からの指令が直轄で下りていますので、早急に期成同盟会を立ち上げろということで今事務的に進めております。私どもも頑張らないといけないというふうに感じております。 以上です。 ◆8番(佐野寿夫議員) 黒川都市整備部長は、私の学校の先輩でもありますので、僕都市整備部長の活躍をすごく期待しているのです。ですので、本当に当局も一体となってこのスタートがしっかりと切れるように、また今後しっかりと後押ししてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。以上でこの項は終わりにさせていただきます。 続いて、発言項目3でございます。こちらは、特定の北部の上野地域に関することでございますので、あまり関心ない人はゆったりと聞いていていただければと思います。発言項目3、県道白糸富士宮線(上野バイパス建設状況と青木坂の拡幅整備)と国道469号(下条・精進川地先の拡張整備)の方向性についてあります。 初めに、市長をはじめ当局の皆様には、下条の妙蓮寺の交差点西側の市道を大きく拡幅工事をしていただいて、とても利便性が上がったところであります。とても感謝いたします。上野バイパスもいよいよ北側の上野会館側が開通して、快適に通行できますが、上野会館下りの交差点で事故が何回か発生し、道路課にも対応していただき、路面に交差点ありの文字を入れていただき、その後の様子を見ているところであります。路線の全景もはっきりとしてきて、工事が着々と進んでいるところであり、全線開通が待ち遠しいところであります。 要旨(1)、上野バイパスの全線開通の見通しについて伺う。これから県道白糸富士宮線の青木バイパスから上野バイパスの中間の青木坂の整備が必要だと考えます。最近青木バイパスから青木坂を経由して、柚野地域の企業に向かう大型車両、これ特に12メータークラスの長いのと遭遇するケースが多々あります。もう少し道幅を広げればと思う箇所が、私は走っていて何か所かあります。とともに、富士農林事務所が静岡県の、これ資料7を見てください。森の力再生事業と電気事業者の停電対策保安伐採が連携した予防伐採が行われ、薄暗いイメージの青木坂に後光が差し込み、富士山も見える明るい立派な道路になりました。防犯面と安全面においてもとても有効であると考えております。 要旨(2)、県道白糸富士宮線青木坂の拡幅整備と緊急に整備を行う必要のある荒廃森林を整備する事業を市として取り組めないか伺う。 最後に、国道469号の整備もいよいよ下条、精進川地先に入ってまいりました。地権者との交渉も進んでおり、計画道路路線図も示されてきており、地元との交渉でよい方向に進んでいただきたいと、こう思っているところであります。 要旨(3)、国道469号(下条・精進川地先の拡張整備)の実施計画について伺う。資料8を見てください。①、上野中学校付近に歩道の設置は可能か。 資料9を見てください。②、富士宮市立長生園の南側、県道75号清水富士宮線と国道469号交差点はラウンドアバウト化する予定はあるか伺います。 資料10を見てください。③、②において交差点北側の拡幅未整備箇所についても拡張整備を実施する予定はあるか伺います。 ④、資料11を見てください。精進川下区の変則交差点についても併せて改良する予定はあるか。精進川下区の変則交差点は、辻村議員も発言されておりましたが、過去に精進川区長、柚野区長、前臼井進議員、鈴木議員、前吉野議員と共に富士土木事務所に要望に行った経緯もあります。 以上、御答弁お願いします。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) 私から、まず県道白糸富士宮線(上野バイパス建設状況と青木坂の拡幅整備)の方向性についてお答えします。 要旨(1)の上野バイパスの全線開通の見通しについて、事業主体である富士土木事務所に確認したところ、令和4年度の開通を目標に道路整備を進めていると伺っております。上野バイパスは、下条地内の上野会館前の既存の市道から、県道白糸富士宮線の大門橋付近を結ぶ全体延長1,250メートルの新設道路事業です。これまでの進捗状況としましては、平成30年度から工事に着手し、今年度まで起点から合わせて380メートル間が完成し、この区間を供用しております。 また、上野バイパスと上野会館南の一般市道精進川22号線との交差点の安全対策として、地元区や上野小中学校から富士宮警察署へ、横断歩道や一旦停止の設置を要望しているところですが、警察としましては現在の利用状況や上野バイパスが全線開通後の車両交通量と、通学など歩行者の利用状況などを踏まえて対応を検討していきたいと伺っております。市といたしましては、地元や県、警察と協議をしながら、適切な維持管理を行っていきたいと考えております。 次に、要旨(2)の県道白糸富士宮線、青木坂の拡幅整備についてお答えします。道路管理者である富士土木事務所に確認したところ、県道白糸富士宮線の青木坂では、以前崩れた法面の対策工事を実施しており、その後は1か月に数回、道路パトロールを実施し、道路の斜面に異常が発生していないか、定期的に監視を続けております。経過観察箇所である青木坂については、直ちに大がかりな対策工事や回復工事を実施するのは困難ですが、継続的に行っている監視の中で以上などが発見された場合は、必要な対策を行っていきたいと聞いております。市としましては、現在事業中の上野バイパスが完成した後には、県道白糸富士宮線青木坂の狭隘箇所の拡幅整備が事業化されるよう、地元と連携して県に働きかけていきたいと考えております。 続いて、要旨(3)、国道469号(下条・精進川地先の拡張整備)の実施計画についての①から④について一括して答弁させていただきます。国道469号は、補助国道として静岡県が整備を進めております。まず、全体的な経過や今後の予定といたしましては、県は昨年度に精進川工区の予備設計を実施し、その予備設計を基に地元説明会やアンケート調査等を行いました。今年度に入り、地元意見を参考に加えた詳細設計を行っており、併せて境界を画定するための用地測量に着手しているところであります。詳細設計が出来上がり次第、再度地元説明会を開き、事業協力を求めていく予定で、市道との交差点部分の協議も併せて行っていく予定です。来年度以降の予定となりますが、新たに必要となる道路用地について、地権者様の協力を得て買収を進め、用地買収の進捗に応じて工事発注していくというのが全体的な工程となっております。 それでは、具体的な御質問の①、上野中学校付近に歩道の設置は可能かについてでありますが、歩道については上野中学校にも生徒の通学状況などの聞き取りを行い、歩道についての意見や要望を伺っております。上野中学校付近の歩道設置には新たに用地買収が必要となりますので、現在は設置についての可能性を検討している状況となります。 続いて、②、富士宮市長生園の南側、県道75号清水富士宮線と国道469号の交差点はラウンドアバウト化する予定はあるのかについてでありますが、この交差点のラウンドアバウト化については予備設計の段階で検討されました。しかしながら、交差点周辺の地形的な問題から、周辺道路や宅地への乗り入れが困難になるなど、ラウンドアバウトの交差点には適した場所でないと判断されたため、ラウンドアバウト化の予定はございません。 続いて、③、②における交差点北側の拡幅未整備箇所についても拡張整備を実施する予定はあるのかについてでありますが、先ほど述べました交差点北側の県道清水富士宮線の狭小区間についても、交通区分に合った道路規格で拡幅整備が検討されております。 続いて、④、精進川下区の変則交差点についても併せて改良する予定はあるのかについてでありますが、この交差点は国道469号と市道上柚野大門下線の交差点となります。この交差点については、昨年度上柚野地区や柚野地区の企業より交差点改良の要望書が市に提出され、市といたしましても国道469号の改良と併せた交差点改良が必要と判断し、昨年7月に地元要望書に市の副申書を添えて、富士土木事務所長に提出いたしました。県と市は、今回の精進川工区の詳細設計に当たり、この交差点改良についても検討しているところであり、詳細について今後県と協議してまいります。 国道469号精進川工区につきましては、静岡県が事業主体でありますが、市も積極的に協力し、事業の進捗がより一層進むよう、富士土木事務所と連携を強化してまいります。 以上でございます。 ○議長(小松快造議員) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(深谷一彦君) それでは、私から要旨の(2)のうち緊急に整備を行う必要がある荒廃森林を整備する事業を市として取り組めないかについてお答えをいたします。 県道白糸富士宮線、通称青木坂についてですが、令和2年度に静岡県の森の力再生事業で沿道の森林整備が行われました。整備面積は6.45ヘクタールで、この事業によって道路の採光が良好となったとの感想が報道でもなされました。佐野議員御指摘のとおり、森林整備による効果として、道路の見通しがよくなることや採光が良好となる効果は期待できますので、県の道路整備事業の進捗を見ながら、沿道森林整備の可能性を探ってまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございました。 上野バイパスは令和4年ということで、これは楽しみにまた見ていきたいと思います。国道469号ですけれども、いよいよ来たなというところで、待っていましたというところなのですけれども、精進川を何とか県道を開けて、西の玄関口、見張り番の鈴木弘議員のところにバトンタッチするのが上野の使命かなというところでありますけれども、この国道469号は順番に地元とも交渉して、改良箇所は順番にやっていくよということですので、その辺は順調にスムーズにいけるように鋭意努力していっていただければと思うところであります。 青木坂ですけれども、青木坂は本当に資料6の1枚目を見ていただくと、答弁の中にもあったのですけれども、私のすぐ近所の人が過去に青木坂で台風のときに石が落ちてきて、車で乗り上げてという事故があったのです。その部分が資料1の縁石、落石、石が出ないようにガードのものをつけてくれてあるのですけれども、そういった部分のところもある程度ここも狭いというものもあるのですけれども、そういったところもある程度直すとともに広げる必要があるなというものをすごく感じるのです。本当にこれ青木バイパスが開いたことと、柚野に本当に企業が幾つもあるのです、芝川に。上野もある程度道が開いてくるもので、大型トラックが入ってくるのです。今までは青木坂をあまり上がってくることはなかったのです。僕も大型トラックを運転していた経験があるから分かるのですけれども、大型トラックは頭さえ突っ込めれば、あとは、無理やりにでも行けるというのが、これは運転手の基本ですので、頭が入ったら、よし行くぞと。だから、青木坂でも頭を突っ込んだら、もう行ってやるというのが大型トラックの運転手ですから、運転手にしてみれば、頭を入れたから、よし、無理やり行ってやるぞ、寄ってくるなと、こういう感じになるわけです。ですので、とても危険性があると思うのです。乗用車のドライバーも、その大型トラックのドライバーの感性が分かっていれば、僕もそういう気持ちで運転していたから、そういうことだなと思って譲ってやるのだけれども、これが分からないドライバー、例えば失礼ですけれども、御年配のドライバーとかが遭遇した場合は接触事故に可能性はすごくあると思うのです。ですので、これ都市整備部長のところばかり見ているからごめんなさい。目線を下げて。渡邉副市長、これ県に何とか、上野バイパスができてから青木坂の危険箇所を広げていくというのですけれども、県の立場で渡邉副市長、この辺の危険箇所と要所、要所のところは拡幅させていくというものは県としてはどうなのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 渡邉副市長。 ◎副市長(渡邉恭一君) ありがとうございます。 上野バイパスも私富士宮市の分庁舎に平成20年かな、いたときに、期成同盟会を地元でつくっていただいて、説明会をやって、やっと今終わりそうかなと。これにあわせて、青木坂も一部カーブを直したりはしていましたけれども、基本的に上野バイパスがスタートした時点で、そこに予算の集中化というか、することになって、なかなか富士土木事務所でも要望しても、2か所も3か所もというところはなかなかつらいようでした。 先ほど言ったように、令和4年で上の見通しが立ってきました。要は終わって、それから調査してというと、また遅れますので、精進川工区もそうだったのですが、御殿場市が終わりそうの一、二年前にもう調査しておいていただいて、そのまま工事に入っていく。今回はうまくいったのですけれども、それと同じようなことをちょっとまた要望していきたいなと思っています。そのときに、要は一遍に全部というバイパスみたいなことはいきませんので、地元の方とお話しして、こことここみたいな、ちょっとポイントを絞った要望のほうがいいかと思いますので、またその辺は地元の皆さんと調整させていただきたいと思います。お願いします。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございます。よろしくお願い申し上げます。本当にそのとおりだと思います。 教育長が先ほど答弁の中ですごくいいことを言った。その要望も要望を言うだけではなくて、要望をまとめて持ってこいと。だから、声をしっかりとまとめたものを県にもしっかりと要望して、しっかりと御意見が伝わるようにと思っているところであります。ぜひ少しでも早く進むようによろしくお願いします。 国道469号は、やっぱり期成同盟会の会長を須藤市長が今務めていただいておるところでございます。上野区域に入って、上野もこれからいよいよよくなっていく、もともといいのですけれども、さらによくなるなというところで、市長、この国道469号、この期成同盟会の会長として、将来的には芝川へつなげていくのですが、その辺の御構想みたいなものをお聞きいたします。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 今国道469号、山宮から北山へ今行っていまして、しばらく今度開けますものですから、精進川工区も行きます。国のほうの予算も、県のほうも含めて、精進川工区を全面的にやりますものですから、相当進捗するのではないかなと思っています。ただ、それが柚野まで行ったところで、桜峠、トンネルを空けないことにはしようがないものですから、国へ行くたびにトンネル、トンネルと言って、もう大きな声を出して言っています。ただ、トンネルの工事は相当予算が必要、何十億円と必要なものですから、なかなかすぐにはいと言ってもらえないもので、粘り強く心棒強く、とにかくいつも大きな声で要望していって、熱意を伝えたいと思っています。 以上です。 ◆8番(佐野寿夫議員) ありがとうございます。 須藤市長ならば十分大きな声を張り上げなくても押しがあると思いますので、その独特の美声と思いでぐいぐいと、発言項目2項目の富士富士宮道路を含め、国道469号もぐいぐいと引っ張っていっていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 以上で一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で8番 佐野寿夫議員の質問を終了します。 以上で今定例会における一般質問を終結します。 この際、暫時休憩します。                                     午前11時59分休憩                                                                            午後1時00分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第2 陳情第3号 適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める意見書提出を求める陳情 ○議長(小松快造議員) 次に、日程第2 陳情第3号適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める意見書提出を求める陳情を議題とします。 本件は、去る11月25日の本会議において、産業都市委員会に審査を付託した案件です。 これより産業都市委員長から審査の経緯、結果について報告を願います。産業都市委員会委員長。               〔13番 佐野 孜議員 登壇〕 ◆13番(佐野孜議員) 産業都市委員会委員長報告をします。 11月25日の本会議において、当委員会に審査を付託されました陳情第3号適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める意見書提出を求める陳情の審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、陳情第3号の審査を行うため、12月2日に市議会全員協議会室において、委員全員出席の下、番外議員も多数加わり、当局から関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、陳情者から陳情内容の趣旨説明がありました。 次に、陳情者に対する質疑に入り、委員から、課税売上高1,000万円以下である免税事業者は、適格請求書発行事業者に登録することができるのかとの質疑に対し、陳情者から、登録はできるが、登録すると課税事業者となり、新たな納税義務が生じ、消費税負担が強いられることから、大変な経済的負担となってしまうとの説明がありました。 次に、当局に本陳情に対する意見を求めたところ、特に意見はありませんでした。 次に、委員に本陳情に対する質疑、意見等を求めたところ、委員から、デメリットの説明は分かったが、一方メリットとして的確に消費税を納税することができる大きなメリットがある。陳情では、実施中止又は延期で大きく議論が変わると思うが、どちらの方向性を望んでいるのかとの質疑に対し、陳情者から、中止を求めたいが、せめて延期をしていただきたいとの説明がありました。 また、委員から、市内で免税事業者である小規模事業者が4割と多いが、物の価格の売り買いを適正に行う制度ということで導入の進むべきであり、この制度に伴う事務の煩雑化の対応については、電子インボイス、デジタル化の導入で効率化を進めていくので、当陳情を採択することには反対であるとの意見がありました。 また、委員から、インボイス制度は免税事業者に対し、適格請求書発行事業者に登録せずに取引から排除されたり、不当な値下げを強いられるか、課税事業者になるかの二者択一を迫られる制度であり、特に個人事業者は複雑な処理もしなければならない大変な状況に追いやられ、廃業するなどの影響が出ることが懸念されることから、当陳情を採択することには賛成であるとの意見が出されました。 また、委員から、適格請求書の仕組み自体は、小規模事業者に負担ではあるが、メリットとデメリットを考えると、消費税を正確に納めさせるインボイス制度は進めるべきなので、この陳情を採択することは反対であるとの意見がありました。 また、委員から、この制度については国の税制の問題であり、国の財政、産業に関係する非常に高度な政治性を持った問題であり、地方議会が国に対して意見等を行う問題ではないと判断し、この陳情を採択することには反対であるとの意見がありました。 その後、質疑を終結し、討論の後、採決した結果、起立少数により本陳情については不採択とすべきものと決定しました。 以上が当委員会に付託されました陳情第3号の審査の概要です。 以上で委員長報告を終わります。
    ○議長(小松快造議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより陳情第3号に対する討論に入ります。 初めに、反対討論を許します。反対討論ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 次に、賛成討論を許します。 発言通告順により、2番 若林志津子議員の発言を許します。2番 若林志津子議員。〔2番 若林志津子議員 登壇〕 ◆2番(若林志津子議員) 陳情第3号適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める意見書提出を求める陳情の賛成討論を日本共産党議員団を代表して行います。 この陳情は、富士宮民主商工会から提出されました。民主商工会は、全国の民主商工会が集まり、1951年に結成された全国組織で、全国商工団体連合会といい、中小企業の営業と暮らしを守るために運動しています。 陳情の理由は、新型コロナウイルス感染症の収束や景気回復が見通せない中で、2023年10月からのインボイス制度実施に向けた準備が進められている。免税業者を取引から排除しかねないインボイス制度は、事業者間の取引慣行を壊し、免税点制度を実質的に廃止するものであり、新規開業者やフリーランスの可能性を狭めかねない。コロナ禍で時短、自粛営業を余儀なくされ、地域経済が疲弊する中で、中小企業、自営業者の経営危機が深まっており、インボイスに対応できる状況ではない。新型コロナウイルス危機を克服し、新しく構築される経済、社会においても、地域に根差して活動する中小業者の存在が不可欠で、税制で商売を潰すなの願いを込め、インボイス制度の実施中止または延期を求める意見書を国に提出してほしいという内容で、多くの資料が添付されていました。 産業都市委員会での審議では、消費者は消費税を支払っているのだから、その消費税をしっかり納税すべき。税の申告を明確にするもので、不当な下請への値切りなどを防ぐものとなる。国も移行措置を設けている。国の税制問題で地方議会が国に意見をするものではないなどの議論がありました。 消費税導入時は、売上げ3,000万円以下の事業者は消費税を免税するという免税点制度が導入されました。現在は、売上げ1,000万円以下となっています。この免税点制度は、所得税、住民税、相続税、贈与税、料理飲食等消費税に設けられている制度で、税額の計算上、一定の金額を課税標準から控除することを指し、仕入れ税額控除と言われ、消費税の課税売上げに係る消費税から課税仕入れに係る消費税を控除することです。また、消費税は、消費対象となる財、サービスの売上高に対して多段階で課税される税であり、税の累積を排除する観点から仕入れ税額控除制度が設けられており、売上げに係る消費税額から仕入れに係る消費税額を控除した金額を納付するようになっています。ですから、消費者からの消費税額がそのまま事業者が申告しているという形式ではありません。 消費税の免税点制度は、財務省が小規模な事業者の事務負担や税務執行コストへの配慮から設けられている特例措置と説明しています。インボイス制度の導入で、仕入れ税額控除は税務署から発行された登録番号が記載された適格請求書でなければできなくなり、元請事業者との関係で免税事業者のままでいると、元請事業者は消費税を算出する際に経費として引くことができず、元請事業者の納税額が増えてしまうことになります。その結果、免税事業者が取引から排除されてしまう懸念が出てきます。その点から、現在全国に500万の免税事業者の方々の死活問題となってきます。このことは、事業者だけの影響にとどまりません。結局は中小企業の方が淘汰されるということは、雇用がなくなり、納税額も減ることにつながり、市へも大きな影響を与えることになります。また、国の問題だからという意見には、国の問題だからこそ意見を上げるべきではないでしょうか。 産業都市委員会では議論となりませんでしたが、コロナ禍で中小業者、小売業者はインボイスの内容を知ることや、準備ができでいないという現実があります。その点からも中止、延期を求めているものです。インボイス制度については、多くの団体が意見を表明しています。日本商工会議所は導入は当分の間凍結、全国中小企業団体中央会は導入の撤回、日本税理士会連合会は見直しと導入時期を延期、全国青年税理士連盟は導入しないこと、全国青色申告会総連合は移行の取りやめとなっています。 また、富士宮市が行った富士宮市中小企業等実態調査では、陳情者を代表して富士宮民主商工会の小野田事務局長が趣旨説明で述べられたように、市内中小企業の規模では個人事業者が4割を占め、資本金、出資金は100万円から1,000万円未満で、業種は建設が一番多く約27%、年間の売上高は1,000万円未満は24.1%、1,000万円から3,000万円未満が21.4%、従業員数はいないが25.1%、いる事業所でも5人以下が56%の結果からも、インボイス制度の影響を受ける免税事業者が中小企業の約25%ぐらいは占めているということが分かります。その方々の暮らし、営業に大きい影響を与えるインボイス制度は中止すべきではないでしょうか。 11月定例会の一般質問で、政治の役割は困っている人に手を差し伸べることと発言した議員がいらっしゃいました。まさにそのとおりです。日本共産党議員団もその心情の下、政治に携わってきました。インボイス制度はとても大きな問題です。多くの団体が声を上げています。その声を無視していいのでしょうか。私たち市議会議員は、市民の声の代弁者です。多くの市民が苦境に立たされるというときに黙することなく、できることで国に声を上げるべきです。不祥事後の新生市議会が、市民の立場に立つのかが問われている今回の陳情だと思います。 以上申し述べ、議員各位の御賛同をお願いし、陳情第3号適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める意見書提出を求める陳情の賛成討論といたします。 ○議長(小松快造議員) 次に、反対討論を許します。反対討論はありませんか。8番 佐野寿夫議員。               〔8番 佐野寿夫議員 登壇〕 ◆8番(佐野寿夫議員) 陳情第3号適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める意見書提出を求める陳情について反対討論を行います。 インボイス制度は、複数税率の下で適正な課税を確保するため、売手が買手に対し正確な適用税率、税額を伝える仕組みとして導入するもの。これによって、買手側の転嫁拒否といった不当な値下げ行為を是正し、売手にとっては価格転嫁がしやすくなるというメリットが生まれるため、複数税率下での適正な取引や公平な税負担の確保につながるものと考えます。 一方で、1、インボイスを発行できない免税事業者が取引から排除しかねない。2、事務負担が複雑になった懸念の声に対しては、1、インボイス制度の導入から6年間は免税事業者からの仕入れであっても、一定の仕入れ額控除を認める経過措置が設けられており、免税事業者はこの間に課税転換の要否を検討し、対応を見極めることができる仕組みが設けられております。参考に、インボイス制度導入後、免税事業者から仕入れについて、最初の3年間、2023年10月から2026年9月は80%の仕入れ税額控除が受けられ、その後3年間、2026年10月から2029年9月は50%の仕入れ税額控除が受けられます。 2、事務負担の軽減に向けては、電子インボイス請求に係るデジタルな仕組みの標準仕様の確立も含め、デジタル化によるビジネス全体の効率化を進めていくとされております。なお、再来年10月導入予定でありますが、それまでは国にも各団体から意見が寄せられており、現在想定しているままの形で導入されるかどうかはまだ分からない部分があると考えます。ここは、国の動向を注視していくべきであると考えます。 以上のことから、本陳情に対しては反対します。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 次に、賛成討論を許します。賛成討論ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 次に、反対討論を許します。反対討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 次に、賛成討論を許します。賛成討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 討論なしと認めます。よって、陳情第3号に対する討論を終結します。 これより陳情第3号適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める意見書提出を求める陳情を採決します。 本件に対する委員長の報告は不採択とすべきものです。 陳情第3号は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(小松快造議員) 起立少数です。よって、陳情第3号適格請求書等保存方式インボイス制度)の実施中止又は延期を求める意見書提出を求める陳情は、不採択とすることに決定しました。 △日程第3 議第58号 富士宮市立児童館条例制定について ○議長(小松快造議員) 次に、日程第3 議第58号富士宮市立児童館条例制定についてを議題とします。 本件は、去る11月29日の本会議において、環境厚生委員会に審査を付託した案件です。 これより環境厚生委員長から審査の経緯、結果について御報告を願います。環境厚生委員長、渡辺委員長。               〔1番 渡辺佳正議員 登壇〕 ◆1番(渡辺佳正議員) 環境厚生委員会委員長報告をします。 11月29日の本会議において、当委員会に審査を付託されました議第58号富士宮市立児童館条例制定について、審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、議第58号の審査を行うため、12月1日に市議会全員協議会室において、委員全員出席の下、番外議員も多数加わり、当局から関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、条例制定の概要及び条例の逐条的な説明がありました。 続いて、総括的な質疑に入り、委員から、富士宮市には過去に旧児童館についての条例があったが、今回新たに条例を制定するに当たり、その過去の条例や他市の条例で参考にした部分はあるのか。また、新条例には富士宮市独自の部分はあるのかとの質疑に対して、当局から、過去の条例や他市の条例も参考にしている。過去の条例との大きな違いは、過去の条例では施設の使用許可と規定していたが、児童館というものは使用を許可するものではないという視点から、利用制限と規定したとの答弁がありました。 また、委員から、この条例の規則はほかに定めているのかとの質疑に対して、当局から今回の条例には規則は設けていない。主に条例の施行規則というものは、様式を定めているものが多くあり、過去の条例には使用の許可の規定に基づき、使用申請の様式を規則で定めていたが、今回の条例にはそういった規定はなく、様式を規則で定める必要がないため、規則は設けていないとの答弁がありました。 また、委員から、この条例には防犯に関する規定がない。条例に規定せずとも、規則で定めることはできないか。他市の条例を見ると、条例で規定したり、条例で規定していなくとも、規則で定めている事例もあるとの質疑に対し、当局から条例の第11条に市長への委任の規定がある。施設の利用に関するルールについては、規則という形ではなく、この委任規定を用いるとの答弁がありました。 続いて、逐条ごとの質疑に入り、委員から、第3条、開館時間について、午前9時から午後4時45分までとした理由は何かとの質疑に対して、当局から、開館時間を検討するに当たり、県内の他市の状況を確認したところ、ほとんどの施設がこの時間で設定されていることを確認した。また、児童館の利用者は未就学児及び小学生が多いと考えられ、児童が安全に帰宅できる時間帯ということもあり、時間帯については保護者等から要望はない。中高生の利用については、時間帯が早いという話があるかもしれないが、学習できる場所は図書館や交流センターもあるため、そちらを利用してほしいとの答弁がありました。 また、委員から、第4条、休館日について、第2号に国民の祝日に関する法律に規定する休日(その日が月曜日に当たるときは、その翌日)とあるが、これは連休になるのかとの質疑に対して、当局から、連休になるとの答弁がありました。 また、委員から、国民の休日は親子が接する時間でもある。図書館については祝日も開館してほしいとの要望も聞く。時代の変化もあり、運営していく中で児童館についてもそういった要望が出てくると考えられるが、検討の余地はあるのかとの質疑に対して、当局から、休館日については他の施設とのすみ分けの関係もある。また、現在は新型コロナウイルス感染症の影響で閉館後に消毒をする時間を確保する必要がある。まずは、運用を始めて、今後の時代の流れに応じて、必要があれば他の館とのすみ分けも含め検討していきたいとの答弁がありました。 また、委員から、第4条ただし書に、ただし市長が特に必要があると認めるときは休館日に開館し、または臨時に休館することができるとあるが、今後新型コロナウイルス感染症が蔓延した場合の休館の対応はここに含まれるのかとの質疑に対し、当局から、そのような場合において休館しなければならないときは、この規定が適用されるとの答弁がありました。 また、委員から、第6条、利用者の範囲について、児童館を利用することができる者は18歳未満の者及びこれらの者に同伴する者とあるが、これには母親クラブやその他児童の健全な育成を目的とする組織等が規定されていないのはなぜかとの質疑に対し、当局から、利用者の範囲に関しては児童福祉法に規定されるゼロから18歳までを対象とし、乳幼児については同伴者が必要なため、この規定にしている。ただし書において、事業を行う母親クラブ等の団体も含まれるとの答弁がありました。 その他、多数の質疑、意見が出されました。その後、質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上が当委員会に付託されました議第58号の審査の概要です。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(小松快造議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより議第58号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結します。 これより議第58号富士宮市立児童館条例制定についてを採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第58号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御異議なしと認めます。よって、議第58号富士宮市立児童館条例制定については、原案のとおり可決されました。 △日程第4 議第59号 公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市天子の森) △日程第5 議第60号 公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市富士山天母の湯) ○議長(小松快造議員) 次に、日程第4 議第59号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市天子の森)及び日程第5 議第60号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市富士山天母の湯)を一括議題とします。 本一括2件は、去る11月29日の本会議において、産業都市委員会に審査を付託した案件です。 これより産業都市委員長から審査の経緯、結果について報告を願います。産業都市委員会委員長。〔13番 佐野 孜議員 登壇〕 ◆13番(佐野孜議員) 産業都市委員会委員長報告をします。 11月29日の本会議において、当委員会に審査を付託されました議第59号及び議第60号の公の施設の指定管理者の指定について、一括2件の審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、議第59号及び議第60号の2件の審査を行うため、12月2日に市議会全員協議会室において、委員全員出席の下、番外議員も多数加わり、当局から芦澤副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 初めに、議第59号富士宮市天子の森の指定管理者の指定について報告をします。審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、指定管理者選定の経緯等の説明がありました。 続いて、質疑に入り、委員から、指定管理者の団体の会長は区長、副区長が替わるたびに替わるのかとの質疑に対し、当局から、現在の会長は半野区長が会長となっており、区長が退任すると次の区長等で改選されるようであるとの答弁がありました。 また、委員から、大雨が降った場合などの危機管理はどうなっているのかとの質疑に対し、当局から、大雨、台風等の場合は、現地の管理人と情報提供をし、注意喚起を払っているとの答弁がありました。 また、委員から、トイレの老朽化について、今後の改修予定はあるのかとの質疑に対し、当局から、施設自体をどのようにしていくかは今後の5年間の中で地元の方々と検討していきたいとの答弁がありました。 また、委員から、地元住民の雇用と障がい者雇用について、どのような雇用形態となっているのかとの質疑に対して、当局から、管理人は地元の住民を雇用しており、地元の協力体制については草刈り等をお願いしている。障がい者雇用については、清掃業務などを障がい者支援施設と連携して行っているとの答弁がありました。 また、委員から、資料にある採点の項目や方法を工夫したほうがいいのではないかとの質疑に対し、当局から、天子の森と、それを利用して自主事業のキャンプ場があり、ある意味管理をお願いするところが主だが、実際運営的な要素も入っていることを理解していただきたいとの答弁がありました。 その他、多数の質疑がありました。その後、質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議第60号富士宮市富士山天母の湯の指定管理者の指定について審査の報告をします。審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、指定管理者選定の経緯等の説明がありました。 続いて、質疑に入り、委員から、指定管理料年間上限額というのはどういうものなのかとの質疑に対し、当局から、指定管理を募集するときに指定管理施設を年間管理する金額として設定しており、上限額より下の金額で手を挙げるという募集のときの提示額となっているとの答弁がありました。 また、委員から、指定管理の選定委員について、実際に使用した方の意見が大事だと思うが、選定委員はこの施設を使用したことがあるのかとの質疑に対し、当局から、委員の方々はプレゼンテーションを聞く中で、十分この施設のよさを承知していただいていると認識しているとの答弁がありました。 また、委員から、施設の老朽化について、今後大がかりな改修計画はあるのかとの質疑に対し、当局から、現段階では大きな改修は考えていないが、日々の中で傷んだところがあれば修繕しているとの答弁がありました。 その他、多数の質疑がありましたが、その後質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上が、当委員会に付託されました議第59号及び議第60号の審査の概要です。 以上で委員長報告を終わりにします。 ○議長(小松快造議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより討論に入ります。議第59号及び議第60号に対する討論はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 討論なしと認めます。 以上で議第59号及び議第60号に対する討論を終結します。 これより議第59号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市天子の森)を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第59号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御異議なしと認めます。よって、議第59号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市天使の森)は、原案のとおり可決されました。 次に、議第60号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市富士山天母の湯)を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第60号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御異議なしと認めます。よって、議第60号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市富士山天母の湯)は、原案のとおり可決されました。 △日程第6 議第61号 公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市救急医療センター) ○議長(小松快造議員) 次に、日程第6 議第61号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市救急医療センター)を議題とします。 本件は、去る11月29日の本会議において、環境厚生委員会に審査を付託した案件です。 これより環境厚生委員長から審査の経緯、結果について報告願います。環境厚生委員長。〔1番 渡辺佳正議員 登壇〕 ◆1番(渡辺佳正議員) 環境厚生委員会委員長報告をします。 11月29日の本会議において、当委員会に審査を付託されました議第61号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市救急医療センター)の審査の経緯、結果を御報告します。 当委員会は、議第61号の審査を行うため、12月1日に市議会全員協議会室において、番外議員も加わり、当局から関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、指定管理者選定の経緯等の説明がありました。 続いて、質疑に入り、委員から、選定の審査基準に基づく評価について、減点の理由となった次の3項目、経費の削減について具体性がなかったこと、少ないが、苦情があること、今後において医師不足の問題に対応していく必要があることについて、指定管理者側とのやり取りや審査委員から具体的な対応策等についての話はあったのかとの質疑に対して、当局から、経費の削減策については、事業計画書の中に具体的な経費の削減策を掲げた。苦情については、令和3年度は年間で2件の苦情があり、1件は新型コロナウイルス感染症の影響により屋外で診察をしており、その診療体制に関すること、もう一件は看護師の接遇に関することだった。令和2年度は、年間で1件の苦情があり、これも新型コロナウイルス感染症対策に伴う診療体制に関することだった。医師不足に関しては、今後も医師の確保に向けた対策は引き続き行っていくが、現状としては滞りなく運営できている状態であるとの答弁がありました。 その後、質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上が当委員会に付託されました議第61号の審査の概要です。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(小松快造議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 これより議第61号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 討論なしと認めます。 以上で議第61号に対する討論を終結します。 これより議第61号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市救急医療センター)を採決します。 本件に対する委員長の報告は可決すべきものです。 議第61号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御異議なしと認めます。よって、議第61号公の施設の指定管理者の指定について(富士宮市救急医療センター)は、原案のとおり可決されました。 ○議長(小松快造議員) 次に、追加送付されました当局提出議案の審議に入ります。 ここで市長から当局提出議案の概要説明を求めます。市長。〔市長 須藤秀忠君 登壇〕 ◎市長(須藤秀忠君) 提出議案の概要について説明申し上げます。 今定例会へ追加で提出させていただきました議案は、議第71号令和3年度富士宮市一般会計補正予算(第8号)の1件であります。よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。 △日程第7 議第71号 令和3年度富士宮市一般会計補正予算(第8号) ○議長(小松快造議員) それでは、日程第7 議第71号令和3年度富士宮市一般会計補正予算(第8号)を議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。芦澤副市長。〔副市長 芦澤英治君 登壇〕 ◎副市長(芦澤英治君) ただいま上程されました議第71号令和3年度富士宮市一般会計補正予算(第8号)について説明申し上げます。 今回の補正予算は、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種をより円滑に実施するため、委託方式を見直したことに伴い、改めて予算を編成いたしました。 今回の補正は1億200万円の追加でありまして、補正後の予算規模は515億4,500万円となるものであります。 補正の内容について申し上げますと、まず歳入でありますが、第15款国庫支出金1億200万円の追加は、歳出に関連した特定財源の補正であります。 次に、歳出でありますが、第4款衛生費1億200万円の追加は、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種に係る委託について、これまでの業務ごとに個別に委託する方式から、包括的に委託する方式に変更することに伴い、経費の見直しを行うものであります。 また、これに伴い、債務負担行為については、新型コロナウイルスワクチン接種運営委託料を追加する一方、労働者派遣委託料及び集団接種会場設営委託料を廃止いたしました。 以上が本補正予算の大要であります。よろしく御審議の上、御決定をお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 当局からの説明は終わりました。 これより議第71号に対する質疑を許します。 質疑の方法としては、歳入歳出補正予算事項別明細書により歳入から質疑を許してまいります。 それでは、15款国庫支出金、2項国庫補助金について質疑を許します。10、11ページです。御質疑ありませんか。7番 齋藤議員。 ◆7番(齋藤和文議員) ありがとうございます。2点ございます。 歳入歳出両方に係ることですので、先ほど業務的から包括的にということでしたので、もう少し細かく御説明をお願いしたいと思います。 ○議長(小松快造議員) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(飯島卓君) もとよりこれまでは各業務を細分化した契約の下に接種体制を築いてまいりました。これを包括的な委託とするということにつきましては、これはひとえに国の方針が定まらない中で、様々な変更点がこれからも出てまいります。例えば対象年齢の拡大、これはもう目に見えて明らかなところでございまして、さらには地域や国内での感染状況を踏まえまして、接種の前倒しとか加速化といったものが出てくることが想定されます。 これらに対して柔軟に対応するためには、それぞれの業務を機能的、有機的に結びつけて、本当に柔軟に機動的に即時対応できるような体制を築かなければならないということの中で、そういった意味では包括的に、この中には会場の設営、撤去から運営管理業務まで全てを含めてと。ですから、消耗品の調達から医薬材料の調達まで全てを含めております。さらに言えば、会場内での派遣医療従事者、それから事務職の適材適所の配置も、これまでは担当の専門職、保健師等が名簿とか、過去の評価をいただいた中で適材適所の配置を週に二、三日、担当の保健師が三、四名、付きっきりで次の週、またさらに次の週といった配置を繰り返してきたということがございます。これらの負担を軽減しなければならないと。この負担の軽減については、今のはほんの一例でございまして、それらも軽減しながら、円滑な運営をしなければならないというところで御理解をいただければと思います。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) ただいま健康増進課長のほうから説明したとおりなのですけれども、もう少し付け加えますと、先般齋藤議員だったと思った。一般質問でもって、職域接種の人が金曜日の夜にできて、土、日が副反応が出てもその間に収まりがつけば月曜日から仕事ができるではないかと、そういうようなケースも何とかしてくれというような話とか、あと12歳以下の子どもの接種についてもいろいろ時間の割り振りとかで考えると、今までのやり方ではできないもので、そうした市民の便宜を図る。お勤めしていただいている人たちの便宜を図るためには、今まで委託した内容をもう一遍見直しをして、そして接種のできる形、大変ですけれども、土、日もやっていただくような、金曜日はもとより。そういうような形で早めに1業者に全部やってもらうような形でもって、早い対応をしようということで、こういうような補正予算を組んだわけです。 ○議長(小松快造議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) 今回の件につきましては、ワクチンプロジェクトチームの中で少し議論してきました。3回目の接種については体育館を使いまして、約8割を集団接種、そして市内の医師会の御協力を得て2割ぐらいを個別ということで、8割の体育館の会場を2月から7月まで多くの関係者の御理解の下、使わせていただくことになります。ここを効率的に行う。そして、この期間に、早い時間に安心の確保をするということで、医師確保、看護師、それで薬剤充填、そして運営スタッフ、そして運営をコントロールするような者まで、さらに医師についてはこれから12歳以下の接種という可能性も今出てきておりますので、そういう場合はまたその対応にも合った医師確保、さらに申しますと平日の対応におきまして、平日の昼間の時間帯の医師確保というのが大変どこのまちも困難とするわけですけれども、包括にすることによってそれもある程度見通しができるということも含めて、今私が幾つか言ったようなことを一くくりにしながらの契約のほうが、この集団接種をより確実に実施ができるのではないかなということで、今回改めて提案をさせていただきました。 ○議長(小松快造議員) 7番 齋藤議員。 ◆7番(齋藤和文議員) ありがとうございます。様々恐らく検討材料に上がっていたものを、私が一般質問で少し後押しをさせていただいたのかなというふうに思っております。本当に働く方、さらに教員とか保育士とか、そういう方も受けやすく体制づくりをもう一歩進めていただいたのかなというふうに思っております。本当にありがとうございます。さすが須藤市長というところでございます。早速本当にありがとうございます。 ちょっと補正予算ということなので、今のワクチンの件は、あともう一つお願いしたいのは、幅広い周知を、勤労者、もしくは昼間働いている方に対してできればなというふうに思っております。補正予算ということなので、少し前回の補正予算に準じるお話を質問させていただきますけれども、昨日我が家のほうに子育て世帯臨時給付金の通知のほうが来ております。本当に年末の忙しい中対応していただいて、ありがとうございます。そして、問題なのはここからでございます。後半の5万円、12月23日の5万円、そして後半の3月中の5万円、他市の動向も含めて、富士宮市はどう考えるのか、答弁を求めます。 ○議長(小松快造議員) 今のはちょっと補正予算に入っていませんので。            〔「関連じゃない。全然違う」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 7番 齋藤議員。 ◆7番(齋藤和文議員) 止められましたので、市長、またこの辺はぜひ記者会見とかマスコミへの周知をお願いしたいと思っております。市民は非常に気になっておりますので。止められましたが、私は止められませんので。市民は待っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(小松快造議員) 1番 渡辺議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 今歳入も歳出も一緒くたにやっていますけれども。 ○議長(小松快造議員) 歳入です。 ◆1番(渡辺佳正議員) 歳入ですか。一緒にやってしまって。 ○議長(小松快造議員) 駄目です。 ◆1番(渡辺佳正議員) 流れでいいということですね。そのように解釈してやっていきます。 ○議長(小松快造議員) 歳入だけにしてください。 ◆1番(渡辺佳正議員) だって、今やっていたではない。 ○議長(小松快造議員) 歳入だけにしてください。 ◆1番(渡辺佳正議員) では、今のはどういう扱いになる。今のはなしにするということですか。今の質疑応答はなしということですか。議長、そこはちょっと整理して、ちょっとそこを検討してください。そうしないと、私質問できません。 ○議長(小松快造議員) 歳入だけにしていただけますか。後ほどもしあれでしたら歳入歳出両方とも受けますので。歳入でお願いします。1番 渡辺議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 今回国県支出金が1億200万円ということで、それが歳出と全く額が一致しているわけですけれども、この国県支出金がこれだけ入るという予定で、それがもう委託料と、全額委託料というところで、さらに市長は齋藤議員が提案したようなことも含めてというような答弁もあったもので、新たにそこもこの委託料の契約の中に含めたのだみたいな話になってしまっているもので、それが国県支出金の額とぴったり合ってしまっているというのは、どうもちょっと腑に落ちないというか、そこのところを説明をお願いしたいと思います。 ○議長(小松快造議員) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(飯島卓君) 今回上げておりますこの計画に基づく歳入、体制確保事業に対する補助金でございますけれども、これが全てではないということはこの場をお借りしまして申し上げたいと思います。 というのも、ただいま想定される範囲内でできる限りのところは盛り込んではおります。ただし、初回の1、2回目接種にありましたように、先ほど来市長、それから企画部長も答弁いたしましたが、保育士であるとか教員であるとか、妊婦への柔軟な接種、前倒しでその機会を設けてきたと。そのほかにも予約なしの接種であるとか、それより前には接種の加速化としまして、国のほうも筋書のない接種体制の構築といったものを常に求めてきました。国についても、県と国が職域接種なり、ないしは大規模接種といったような会場を設営しまして、ベストミックスといったようなことを進めてまいりました。そこに対しまして市も柔軟な対応をしなければならないということで様々な対応をしております。今後もいろんなことが出てまいります。今ささやかれておる、既に報道で世界55の国や地域で感染が拡大しているとされるオミクロン株への、この対応も含めていろいろ考えてまいりますと、本当に接種といったものが前倒しや加速化といったものが求められてくると思います。そうしたときには、常に見直しを含めて対応してまいりますので、これが全てではないということを御理解いただければと思います。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) 今回の補正予算、歳入歳出同額となっておりますのは、この新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る経費については全額国の負担ということでございますので、今回計上させていただいた経費に見合う歳入を同額計上させていただいたところでございます。 ○議長(小松快造議員) 1番 渡辺議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 歳出でこれだけかかる見通しだという、その見通しに基づいて国県支出金はこれだけ入るだろうという見通しということです。そして、今後もさらに事業を充実させるために、何に対しても対応してもらうための国県支出金というのは今後も増えるということで。分かりました。 ○議長(小松快造議員) 他にありませんか。歳入だけです。他にありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御質疑なしと認めます。 以上で歳入に対する質疑を終了します。 これより歳出に対する質疑を許します。 それでは、4款衛生費、1項保健衛生費について質疑を許します。12、13ページです。御質疑ありませんか。2番 若林議員。 ◆2番(若林志津子議員) ゾーンごとの部分から一括にしたということの元の数字を担当課のほうで出されたわけですか。それでどなたかが受けるわけですね、一括で。市がやるわけでなくて、出すわけです。そのもう委託先も決まっているわけですか。だから、ここに積み上げた費用という市が独自に出した金額で、それで委託をお願いしますという形を取ったのですか。その在り方だけ聞きたいのですけれども。 ○議長(小松快造議員) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(飯島卓君) これまでの細分化した業務の契約を基に、どんなものが必要かというものを割り出しまして、それを基に包括での委託を受託できる業者を選定いたしました。いろんなところに話を持ちかけまして、4者ほどが対応できるという答えをいただきました。そこと細部を詰めまして、大まかなところですが、見積りをいただいたという状況です。この見積りにつきましては、11月補正ではちょっと低めに額を計上したといったような経緯がございます。そこを従前の業務を踏襲しまして、平日の接種の医療従事者とか事務従事者の出動割合といったものがかなり低めだったわけです。そこを平日の接種を充実させるといったようなことも含めまして、さらには会場の設営日そのものも増やしてといったようなことも踏まえて、これを各業務細分化した中で積み上げて計算しますと、ほぼ包括委託に近いような金額になってくるということも確認は取れておりますので、取りあえず見積りをいただいたものをもって計上したところでございます。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 2番 若林議員。 ◆2番(若林志津子議員) こういう方式を市がやるということは、ほかのところでもやるだろうと私は予想するわけです。そうすると、やはり同じ頃に予防接種を受けるという状況で、幾ら委託先が今4者あるといっても取りっこになるという状況が生まれるのかなという気もするし、その4者は全て人材派遣会社ですね、多分。だから、そういうことで信頼を置ける業者だということをちゃんとはっきりしてやるのでしょうけれども、今までうちでは看護師でしたけれども、その辺はうちでは同じような看護師というふうになる。どこか違いが、今までと違うところというのは具体的にどこかあるのですか。 ○議長(小松快造議員) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(飯島卓君) 今現在の仕様につきましては、従前と同じような接種体制で臨むというところでございます。 これは、さらに対象年齢が拡大した場合に、5歳から11歳の児童に至った場合には、もう既に市立病院を含め医師会の小児科医と打合せをさせていただいておりまして、ここへは医師への問診から接種への従事が必要だろうということは確認しております。そこに対しては、改めて補正、またこの後補正を取るなりなんなりしなければいけないのかなと考えております。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 2番 若林議員。 ◆2番(若林志津子議員) もちろんそういうふうにいろいろな対策を取ってやっていただいて、やはり保健師たちが通常業務がもちろんあるし、そういうところがやった中で、どれだけ通常業務が送れるとか、そちらに力が配分できないという、経験の中でこういう選択をしたということはもちろん分かりますので、そういう今までのノウハウをそのまま踏襲するようなことで綿密に打合せをしてやっていただけたらと思います。 ○議長(小松快造議員) 12番 深澤議員。 ◆12番(深澤竜介議員) 包括の契約です。そこら辺の課長、柔軟とおっしゃいましたけれども、もうちょっと詳しく説明をしていただきたいなと思います。非常にこういうやり方は市としてはいいと思うのです。ほかのことでも逆に使えるのではないかなと思いますし、そこら辺の柔軟、例えば時間の問題、曜日の問題、いろんなことがあると思うのです。そこら辺の取決め方というのはどういう形でやられるのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(飯島卓君) 当課の専門職のほうでノウハウは既に持っておりますので、そこでこれまで各担当だった者が相手方の各担当業務の責任者と相対しまして、こういうものが必要だということを細部にわたる部分まで詰めてまいりまして、漏れなく実施していくということで考えておりますので。特に先ほども申し上げました人員の配置、適材適所への配置といったものを市側の負担とするのではなくて、業者側でしっかりと責任を持ってそこは担っていただくと。市の負担を軽くすると。さらには、会場設営の変更です。会場設営の変更と、それから医療従事者の計画変更に伴ういろいろな増員、原因といったものを機能的に、有機的にしっかりと即座に対応いただけるということで、そこは他県、東京都も含めますけれども、他県での実績も確認しておりますので、しっかりと対応できると考えております。 ○議長(小松快造議員) 企画部長。 ◎企画部長(篠原晃信君) 契約の形態の補足をさせていただきます。 今回の一番のメリットは、やっぱり人というところが大きいと思います。包括契約の中には人を確保する。もう一つは、会場をつくるということも入ってくるわけですが、特に人のところで大きいものがありまして、人というのはやりたいけれども、まず人ありきで考えなければならない場合があるわけです。医師ですと、医者がいるかというところがあって、いる医者の範囲でやらなければならない。あとは、何か今度はスタッフを集める場合、派遣法に基づく派遣を頼むわけですけれども、そうすると最初に医者を確保して、ある程度形をつくって、そして人を派遣で集めて、そうするとある程度形はそこで決まってしまうわけですけれども、包括契約しますと委託の場合ですと、市といろいろな形を含めて完成形をお願いすれば、その完成形に基づいた形を、請負委託ですので、業者側が責任を持って人を用立てていただけると。ですので、平日の時間帯に医者が必要、土、日の場合は医者がもっと多く必要、そういう柔軟な対応をそういうところで幅広い範囲から人を確保できると。この富士宮市の範囲の中でまた医師だとか看護師、薬剤師ということではなくて、幅広い範囲の中からそれを確保を請負契約の中でやっていただけるという強みがあるのではないかなと思っております。 ○議長(小松快造議員) 12番 深澤議員。 ◆12番(深澤竜介議員) 了解しました。非常にこういうスタイル、やっぱりしかるべきかなと思います。 1点気になるのはクレーム対応なのです。そのときに我々市の人間でないのでと、そこら辺でちょっとあるかと思うのです。そこら辺の対応といいますか、部分は、恐らくほかの自治体でこの業者はやっていたり、いろいろな経験はあるかと思うのですけれども、その点だけしっかりトラブルなきようにぜひやっていただきたいなと、これはお願いしておきます。 ○議長(小松快造議員) 1番 渡辺議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 人材を幅広いところから確保するというところが一番重要かなと、今の企画部長のお話。さっき若林議員から言ったように、全国一斉にやるわけですので、全国からみんな人材を取り合いになるのではないかなと。本当に確保できるのかなというのは心配なのです。 実際に新しく一括して1億5,000万円の委託料で、これまでの予防接種委託料、減額になったところは約2,100万円、労働者派遣委託料が約2,000万円ということで、ここが実際に一括してどう増えるのかというところが、やっぱりこれ一括なもので、内訳というのは出せないのでしょうか。そこが本当に人材をこれだけ確保するのだよということが明らかにできるということを我々も確信できないと、そのとおりだなというのが。なぜこんなことを心配するかというと、これやっぱり国がこういうやり方をしなさいよと言っているのだと思うのです。全国一律ではないにしても。何となくそういう一括請負するところが、委託受けるところが、何か中抜けしてしまうのではないかなということが心配なのです。国がこういうことをやりなさいよ。内容充実ということはもちろん分かるのですけれども、それをこういう一括で受けるというところが出てくると、本当にそれでこの委託が内容充実に全て充てられるのかというところがちょっと心配なもので、新しく一括請負の内容、内訳というのは出せるのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) その内容ということは仕様書になりますので、まだ契約しておりませんが、想定の中で今富士宮市のようにこうやって3回目の接種、集団接種を中心にと考えているところが、実は県内の自治体の中ではそう多くございません。富士宮市は11月補正の最初の補正予算の段階では、心配をされている平日の医師確保については非常に難しいのではないか。なので、日曜日に医師会の先生方に午前と午後10人ずつ出ていただいて、頑張っていただこうという想定でした。この医師会の先生方の報酬というのは非常に派遣と比べて安価で頑張っていただいておりましたので、減額する金額が小さくなっております。 今回参考見積りをいただきました4者のうち、既に2者はこれまで1回目、2回目の接種のときに富士宮市の接種会場で関わっていただいているところでございます。ですので、参考見積りをいただくに当たっても、その信頼関係の下、人材の確保についてはめどをつけてと、めどがつきますという中での接種でございます。先ほど申し上げたとおり、包括委託を取り上げたというのは、富士宮市では8か月経過後、必ず接種したいという中で市民体育館に御協力をいただいておりますので、平日も含めてしっかり規模を確保していこうという中で実施してございますので、他市の状況では個別の予防接種での比率というのは大変多くなったわけですが、近隣ではこのような包括委託の形態を取り入れるといった情報はあまり持ってございませんので、そこら辺のところは信頼を持って確保していただけるというふうに考えてございます。 ○議長(小松快造議員) 1番 渡辺議員。 ◆1番(渡辺佳正議員) 県内ではそれほど多くないといったところに、そこに国や県の支出金が入るということは、どこでもやろうとすればやるという話になると思うのです。11月定例会では出てこないにしても、新年度の補正予算で。それで、県内であちこちやったら、本当にそれこそ人材確保の取り合いになってしまうのではないかなということをやっぱり懸念されるのですけれども、我が市だけ確保できていればいいという話でもないと思うのです。だものですから、その辺やっぱり全県的な、全国的な状況というのはやっぱりちょっと心配が残るのですけれども、その辺はどうですか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) 早い者勝ちというのも大変失礼ですけれども、今後取りあえず走り出しの段階では、どこの自治体も私どもと同じように医師会中心という考え方がほぼ当然のことだと思います。本日最終日にここで補正予算を改めてお願いいたしましたのは、ここで債務負担も含めて補正をお認めいただきまして、今月中に早い段階で仕様書を示して契約をして、来年の7月まで含めた契約をして、富士宮市のまず実施体制、走り出す体制を確保したいと、確立したいといった意味がございますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 8番 佐野議員。 ◆8番(佐野寿夫議員) ちょっと聞いていて、これ大丈夫かなと、変な議論だななんて思って今聞いていたのですけれども、これから国から県から全額負担で来て、これも民間にしてみれば富士宮市の個人病院でもそうですけれども、1人接種すれば国から数万円というものが全額入る。そういったもので、民間からしてみれば経営が成り立つということで、企業化してくるところはたくさんあるという中のそういったところと富士宮市が提携して、従来の富士宮市の医師会の中では、齋藤議員が一般質問されたような、提案したような夜の延長の部分、富士市では延長をやっているのだけれども、富士宮市は残念ながらされていない。そういった部分も、医師会では対応し切れない部分も、そういった民間の一企業と提携して、市民に幅広く提供して新型コロナウイルスワクチンがスムーズにいくようにやったことだから、これで僕はいいと思うので、だからその企業が怪しいとか何とかなんて言う必要は全くないと僕は思っているのですけれども、それで大丈夫ですね。そこをちょっと確認してください。国からの100%のもので、民間のところと提携して、市民のニーズに応えられた幅広い接種ができるということで間違いないですね。そこをもう一度確認。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長
    保健福祉部長福祉事務所長(宇佐美巧君) 実は、この契約形態をここの段階で確立できたというのは、1回目、2回目の接種の体制の中で各市町村だけではなくて、いろいろな事業に関わっていた企業側、業者側もいろんなノウハウを蓄積してきております。そういう中でこういった契約形態に結びつけることができたと考えてございますので、そこについては今後の費用についても10分の10ということで国から示されておりますので、柔軟な対応、今後さらに接種時期、それから季節、接種対象者が変わったときにも柔軟な対応ができるようにといったことでこういった契約形態を取らせていただきたいと思います。 ○議長(小松快造議員) 8番 佐野議員。 ◆8番(佐野寿夫議員) ですので、本当にありがとうございます。齋藤議員の提案も含めて、幅広い皆さんの提案を受け止めていただくということで、ありがとうございます。 国から100%全額入る国民健康保険の関連で無理やり行きますけれども、今言っている5万円、5万円の給付の話ですけれども、後半のクーポンの5万円は富士宮市は現金でやるかどうか、そこをお聞きします。 ○議長(小松快造議員) すみません。クーポンの話は。 ◆8番(佐野寿夫議員) 国から全額給付される、その給付金の関連の部分の18歳の部分の事業はどうかということ。           〔「事業がないから駄目でしょう」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) その件についてはまた直接聞いてください。 他にありませんか。22番 松永議員。 ◆22番(松永孝男議員) 契約の範囲についてちょっと確認させてください。 予約システムも全部この契約の中に入っているのかということが一つ。予約も全部入っているのかということが一つと、あと3回目のワクチンを主に考えているということだったのですけれども、その期間というのはいつ頃までに終了させるのだという期間というのが大体のめどの期間というのがあるのかないのか、その2つを確認します。 ○議長(小松快造議員) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(飯島卓君) まず、期間について申し上げますと、今回一般質問で保健福祉部長から答弁があったように、実施要領に基づいて定めた期限では、令和4年9月30日までということになっております。それが実施期間になります。 予約のシステムにつきましては、今回減額した上でこの包括の委託を計上いたしておりますが、減額をした中で予防接種委託料がございまして、その残額があります。3,500万円ほどの残額があるのですけれども、ここがコールセンター運営業務委託を含んだ額になっておりまして、コールセンター運営業務につきましては別委託ということで御了解いただきたいと思います。これまでの従前の業者に継続してお願いしてまいるということで対応してまいります。 ○議長(小松快造議員) 22番 松永議員。 ◆22番(松永孝男議員) 期間は大体分かりました。9月末までに大体やりたいということ。では、予約は今回の契約の中には入っていないと、含まれていないということでよろしいのですか。今までの業者にそのまま頼むという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(飯島卓君) 11月補正で増額させていただいた中にそれは含まれております。別契約になります。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 他にありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御質疑なしと認めます。 以上で歳出に対する質疑を終了します。 以上で議第71号に対する質疑を終了しましたが、この際質疑漏れがありましたらこれを許します。御質疑ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております日程第7 議第71号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御異議なしと認めます。よって、日程第7 議第71号については、会議規制第37条第3項の規定により委員会付託を省略することに決定しました。 これより討論に入ります。議第71号に対する討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 討論なしと認めます。 以上で議第71号に対する討論を終結します。 これより議第71号令和3年度富士宮市一般会計補正予算(第8号)を採決します。 議第71号は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御異議なしと認めます。よって、議第71号令和3年度富士宮市一般会計補正予算(第8号)は、原案のとおり可決されました。 △日程第8 環境厚生委員長報告について ○議長(小松快造議員) 次に、日程第8 環境厚生委員長報告についてを議題とします。 平成29年から常任委員会では、所管事務に関して委員の任期中において政策課題を設定し、取り組んできております。本件は、環境厚生委員会からの報告となります。 本件に関し委員長の報告を求めます。環境厚生委員長。〔1番 渡辺佳正議員 登壇〕 ◆1番(渡辺佳正議員) 環境厚生委員会委員長報告をいたします。 政策課題について、各会派から意見を徴した結果、廃棄物の処理に関しては中長期的な課題であり、また富士宮市が本年度策定している令和4年度から令和13年度までの10年間を計画期間とする富士宮市一般廃棄物処理基本計画について、議会としても常に注視し、市民に広く伝えていく必要性を感じ、令和3年6月にごみ処理に係る富士宮市一般廃棄物処理基本計画についてを政策課題として設定しました。当委員会の政策課題について報告いたします。 これまで委員会を6回、勉強会を2回開催し、富士宮市のごみ処理の現状及び富士宮市一般廃棄物処理基本計画について当局から説明を受け、それに対し各委員から多くの質問や意見が出されました。ごみ処理をめぐっては、人口減少及び高齢化、食品ロス、海洋プラスチックごみ問題をはじめ、自然災害、感染症の蔓延等、その環境は複雑化し、これまでとは異なる新たな課題にも対応していかなければなりません。このような中、国においてはSDGsの考え方を踏まえ、持続可能な循環型社会の形成に向けて様々な施策を推進しています。 市においては、ごみダイエットプロジェクトをはじめとするごみ減量化、再資源化に取り組み、さらに令和3年1月には2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティー宣言を行い、廃棄物の発生抑制や再生利用の促進を図っています。これらを踏まえ、市におけるさらなる廃棄物の発生抑制及び資源化を進めるとともに、廃棄物の適正な収集、運搬、中間処理及び最終処分を確保し、持続可能な循環型社会の形成を目指すために策定される富士宮市一般廃棄物処理基本計画については、議会としても常に注視し、またその目標達成のために市民に幅広く情報が提供され、協同して取り組むことができるよう、以下のとおり提言をいたします。 1、ごみの削減・再資源化、地球環境保全、災害・感染症対応などの喫緊な課題解決のため、以下の項目について毎年富士宮市一般廃棄物処理基本計画実績報告書により議会に報告すること。 (1)、プラスチックごみ、生ごみ及び紙おむつの分別収集・再資源化の完全実施に向けた市内外の分別収集処理事業者との協議、連携の状況及び市民への分別についての周知の取組状況。 (2)、清掃センター及び焼却灰最終処分場をできるだけ長期間使用することができるよう、同センターに搬入されるごみの削減状況及び焼却灰の外部処理委託状況。 (3)、自然災害発生時及び感染症蔓延時におけるごみ収集運搬体制について、ごみ収集事業者との協議・連携、庁内横断的な連携及び周辺市町との協議を通じた取組の内容及び進捗状況。 (4)、静岡県海洋プラスチックごみ防止6R県民運動に呼応した市内の6R運動(リデュース、削減、リユース、再利用、リサイクル、再資源化、リフューズ、断る、リターン、戻す、リカバー、清掃活動)の進捗状況。 2、富士宮市一般廃棄物処理基本計画の市民向け概要版を分かりやすく効果的な構成で作成すること。また、外国人に正しいごみの出し方を促すために、外国語対応の概要版及びごみ出しカレンダーを作成し、及び積極的に周知するとともに、外国人が働く事業所及び外国人が居住する地域の自治会に配布すること。 3、富士宮市一般廃棄物処理実施計画において、様々な手法による市民啓発活動について具体的に示すこと。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(小松快造議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を許します。御質疑ありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。 以上で環境厚生委員長報告を終了します。 △日程第9 閉会中の継続調査について ○議長(小松快造議員) 次に、日程第9 閉会中の継続調査についてを議題とします。 お諮りします。お手元に配付してあります環境厚生委員長からの申出のとおり、環境厚生委員会は議会閉会中において、なお継続して調査を行うことにしたいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小松快造議員) 御異議なしと認めます。よって、申出書のとおり、環境厚生委員会は議会閉会中において、継続して調査を行うことに決定しました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 これをもちまして、11月定例会に付議されました案件の審議は全部終了しました。 ここで、令和3年11月定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応に慌ただしく追われた令和3年も早くも師走となりました。いよいよ本格的な冬を迎える折、皆様方におかれましてはくれぐれも御自愛くださり、市政発展のために御活躍くださいますよう御祈念申し上げまして、閉会の挨拶とします。 ここで、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長。                〔市長 須藤秀忠君 登壇〕 ◎市長(須藤秀忠君) 議長のお許しをいただきましたので、市議会11月定例会の閉会に当たりまして、一言挨拶を申し上げます。 去る11月25日の開会以来本日まで、議員各位におかれましては、公の施設の指定管理者の指定をはじめ一般会計補正予算など、提案申し上げました重要案件につきまして連日にわたり御審議をいただき、それぞれ御決定を賜りまして誠にありがとうございました。御決定をいただきました案件の執行に当たりましては、職員共々十分な注意をもって処理してまいるとともに、今議会における議員各位の御意見、御提言、御要望につきましては真摯に受け止め、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。 全国的に新型コロナウイルスの感染状況は落ち着きを見せておりますが、一方で新たな脅威となり得るオミクロン株の感染が国内においても確認され、まだまだ手を緩めることはできません。このような中においても、市としてできる限りの施策を展開し、より一層市民生活の安全と安心を図ってまいる所存であります。 議員各位におかれましては、さらなる御理解と御協力を賜るとともに、これから年末年始に向けて寒さも一層増してまいりますことから、健康には十分御留意され、よい年を迎えられますよう御祈念申し上げまして、11月定例会の閉会に当たっての私の挨拶とさせていただきます。皆さん、ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上をもちまして、令和3年富士宮市議会11月定例会を閉会します。 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(小松快造議員) 礼。 御苦労さまでした。どうもありがとうございました。                                     午後2時35分閉会...